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龍神の卵の中身は白骨死体!
解体され人間テーブルにされた若者!
奇抜な現象連発の“B級本格ミステリー”
宮村は店舗設計を任されているコルバカフェのオーナー神谷から龍神池近くの別荘にコルバカフェの社員たちと共に招待される。しかし、道路に繋がる吊り橋が斜面の崩落によって落ちてしまう。山道を迂回すれば戻ることが出来ることから落ち着いていた一同だが、深夜密室状態の部屋で神谷が殺されていた。
この謎を解き明かすことができるのは、名探偵・蜘蛛手啓司だけだ
大がかりなトリックとその解明により全体像が見えたとき読者がはたと膝を打つ――そうした作品というのは見果てぬ夢に近く、挑戦は時に無謀だ。門前典之はその無謀な夢に挑み続けている。(解説より:松本寛大)
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Posted by ブクログ
鮎川哲也賞を受賞した『建築屍材』の作者の長編作。
多くの作品同様に蜘蛛手建築事務所シリーズ(新キャラクターも登場して今後も継続すると思われる)ともいえるものだが、探偵の変人キャラと事務所の共同経営者が凡庸な書き手として機能するあたりは、類型的であり、この作者がトリック主体の作風のためか、小説として読ませようという部分を感じさせない。
表題にある、世界最小の密室は、小説内ではメインでなく他の多くの事象の一部を構成しており、表紙裏にも書き手が招待された別荘での密室殺人がストーリーの主軸に置かれている。シリアルキラーの出現や卵の中の刺殺体の謎よりも地味な密室が中心で、個々の謎に対してトリック、仕掛けがあり、それが連関するが、個々に目が行きがちなせいか、やや散漫な印象を受けてしまう点も小説として未成熟な部分があるのではと思えてしまう。
この作者の他の作品も読んでいる(その意味では嫌いでないし、読みにくくもない)し、ワンアイデアの方が面白かったりしているので、中短編で絞ったトリックものを読んでみたいと思ったりする。
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