卵の中の刺殺体 世界最小の密室

卵の中の刺殺体 世界最小の密室

1,540円 (税込)

7pt

3.4

龍神の卵の中身は白骨死体!
解体され人間テーブルにされた若者!
奇抜な現象連発の“B級本格ミステリー”
宮村は店舗設計を任されているコルバカフェのオーナー神谷から龍神池近くの別荘にコルバカフェの社員たちと共に招待される。しかし、道路に繋がる吊り橋が斜面の崩落によって落ちてしまう。山道を迂回すれば戻ることが出来ることから落ち着いていた一同だが、深夜密室状態の部屋で神谷が殺されていた。

この謎を解き明かすことができるのは、名探偵・蜘蛛手啓司だけだ
大がかりなトリックとその解明により全体像が見えたとき読者がはたと膝を打つ――そうした作品というのは見果てぬ夢に近く、挑戦は時に無謀だ。門前典之はその無謀な夢に挑み続けている。(解説より:松本寛大)

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卵の中の刺殺体 世界最小の密室 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    このシリーズが好きなので、今回も楽しませてもらいました。やはり探偵が人々の前ですべての謎を明かすシーンはいい。新しい仲間も増えて、次が楽しみ。
    短編についての解説で読みたくなったので、当分まとまりそうにはないから、それぞれ探してみようかな。

    0
    2022年02月01日

    Posted by ブクログ

     コンクリートでできた卵の中の死体や人間テーブルにされた死体、連続殺人鬼『ドリルキラー』に館で起きる密室殺人に天才かつ変人の名探偵というやり過ぎなまでに魅力的な謎が散りばめられた本格ミステリーで、『世界最小の密室殺人』と称すべき事件を含めた一連の事件の全容を奇想天外でありながら解決する探偵の推理劇と

    0
    2025年02月11日

    Posted by ブクログ

    探偵と建築家のバディ物。
    建築家の集めた情報を安楽椅子探偵が解決へと導く流れで、建築家の引っ込み思案だが人を観察する物語の進め方が順序立てていて読みやすい。
    ただ建物の説明がプロ目線からなのかなんだか回りくどいと言うかもっと簡潔ではいいのではと思えてしまう。
    伏線もいいし密室のトリックもいい、ああ確

    0
    2024年10月28日

    Posted by ブクログ

    相変わらず建物の描写がわかりにくい。名探偵がワトソン役に冷たいのも気に入らない。犯人が共犯なのも理由が分かりにくい。叙述トリックの理由がワトソンの宮村が記述者としてポンコツだからというのは笑えた。にしてもこの殺人は無意味だな。

    0
    2024年05月20日

    Posted by ブクログ

    冒頭を読んで、期待が膨らんだ分、最後は拍子抜けしたのが、正直なところ。解説にも書かれていたけど、ちょっとトリックがくどいと言うか、突拍子ないと言うか。
    理論的ではあるけど、もっとパズル的なものを期待してただけに残念な感じがした一冊。

    0
    2023年03月30日

    Posted by ブクログ

    蜘蛛手探偵事務所の所長宮村が事件に巻き込まれて、記述し推理する。コンクリートの卵の中の白骨死体の発見から始まった。

    0
    2022年03月26日

    Posted by ブクログ

    鮎川哲也賞を受賞した『建築屍材』の作者の長編作。
    多くの作品同様に蜘蛛手建築事務所シリーズ(新キャラクターも登場して今後も継続すると思われる)ともいえるものだが、探偵の変人キャラと事務所の共同経営者が凡庸な書き手として機能するあたりは、類型的であり、この作者がトリック主体の作風のためか、小説として読

    0
    2022年03月13日

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