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阿武隈村の人々が長年培った独自ブランドが認知された矢先に起きた福島第一原発事故…。村人は立ち上がる。
阿武隈村の人々が長年培った独自ブランドの米や牛豚鶏が都会の消費者に認知され、ようやく落ち着いた生活を手にした矢先に起きた福島第一原発事故…。村の老人たちにとって、手塩に掛けた耕作地・家畜を置き去りにすることは死よりも苦しい選択であった。彼らはついに「阿武隈共和国」として独立することを決意し、東京有楽町・外国特派員協会での記者会見に臨む…。「国が故郷の山河を棄てろと強要するのなら、私たちは国を棄て、最期までこの地で生き抜きたい。」
【目次】
[序] 宣言の日
[一] 地下広場の隠れんぼう
[二] 終戦っ子
[三] 白紙のプラカード
[四] コサックの焼き鳥
[五] キーワードは風穴
[六] 一行だけのシナリオ
[七] 本気と滑稽
[八] 記者会見の騒然
[九] 核武装の真実
[終] 夢であいましょう
用語解説
【著者】
村雲司
1945年岐阜県生まれ、早稲田大学文学部卒業。10年以上に亘り毎週土曜日の午後6時~7時まで、新宿西口でスタンディングを行っていることで知られる。
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