センチメンタル・ゲーム 1巻

樫みちよ

結婚四年目、子宝を諦めかけていた時期に夫が見知らぬ女の娘を養女として連れてきた。明らかに夫の子とわかる顔立ち。あの時何故離婚しなかったのだろう？それから娘の美樹…その「女」は、年を重ねるごとに私を圧倒する。そして私は自覚してしまった。娘に向けられる密やかな憎悪に。「堕ちてしまえばいい…！」 美樹の恋人の拓也、あの男に感じた嫌な気配…私の思い過ごしかもしれない。今ならまだ止められる。止められるけど…私は突き放してしまった…。

• カテゴリ: 少女・女性マンガ
• ジャンル: 女性マンガ
• 出版社: ビーグリー
• 電子版発売日: 2017年12月23日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 36MB

[G · ★★★★☆]

読み返したらハマった。

好きでけっこう読みますが、これはハズしたかも。

短編集だけど、各話の人物は違うのに絵が似てるから全部話が繋がってるのかと思ってしまった。
そして内容もあまり理解できない興味が持てないちょっと小難しい内容。
古い作品の独特感のせいかもと。

(読み返しの追記)→再び読み返してみたらギャグ的な内容とそれと共に切なさもある、奥の深い男女のオトナな物語でした。

二十歳そこそこの男とアラフォーの女との同居は、お互いに意識しながら生活しているけれど、そのくせにお互いに恋人らしい異性とデートしてたりと、しっかり読んでいくとその過程が判ってきてちょっと切なかったです。

ある物語は、冴えないＯＬがおばの紹介でデート(軽いお見合いみたいな)で会った男性とヤケクソでデートするが、この男は彼女のことをブスだから俺がいないとダメなんだよな？みたいな感じで軽くみていて。
普通、おばさんの紹介ならもっとまともな人だと思うけれど、この男は嫌でしたね。
しかしラストは地味で冴えなかった彼女が強くなったので良かったです。

もう一つの作品はスナックで働く女性で、深夜に帰宅途中いつも近くのアパートに住んでいる浪人生の部屋が気になりながら「今日は灯が点いてる」とか思いながら毎日通っていると、ある日に近所でその浪人生の噂話で持ちきりで、しかもヒロインのポストにはその浪人生かららしき手紙が入っていた。
読むと自分に向けられた気持ちの手紙で…。
この浪人生は実家が大病院なので跡取りとしての勉強をしていたが、三度も失敗していたという。
ラストはヒロインも浪人生も可哀想でした。

＃切ない ＃深い