ある日いきなりシンデレラ～スーパースターアルファとスキャンダラスな密愛～

秀香穂里 / 篁ふみ

俺、愛したら結構しつこいよ？

一目で恋に落ちた二人。だけどこの関係は絶対に秘密で!?

「これが演技に見える？ きみが思っている以上に夢中なんだよ」
百貨店勤務の凛月はオメガであるために冷遇されて育ち、自己評価が低く、地味に目立たずが信条。なのに一目で互いに恋に落ちたその相手は、スーパースター俳優でアルファの伊勢原。恋に臆病な心のガードを一つ一つ溶かすように距離を縮められ、凛月は初めて発情期を「恋人」と過ごす。だけど甘く深まる二人の関係はもちろん極秘で……。あるとき秘密の逢瀬がパパラッチされ大騒ぎに!?

• カテゴリ: BL
• ジャンル: BL小説
• 出版社: 二見書房
• 掲載誌・レーベル: シャレード文庫
• ページ数: 256ページ
• 電子版発売日: 2025年10月01日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 16MB

[りんご · ★★★★☆]

嫌なキャラがいない

そりゃあ物語ですから、いやーな雰囲気を作る必要もあるんですよ。でもね、心底嫌いになるキャラがいない！！ちょっと『キャラ』だなと思っちゃう向きもおありでしょうが、私的にはこれはこれでアリでした。それよりも前述している通り、嫌いなキャラがいない！これは大事だと思います。嫌なキャラが物語を盛り上げることもあればノイズになることもある。嫌なキャラって難しいと思うんですよね。こちらの作品でも嫌な（損な？）役回りのキャラがいますが、嫌いにならないはず。家庭環境の話が出てくるのでそこが苦手な方にオススメは少し難しいかもしれませんが比較的どなたでも読んでいただけるかと思います。

＃ほのぼの

[ブクログ · ★★★★☆]

ある日出会った相手とお互いに惹かれ合う。

百貨店勤務のオメガの凛月がとにかく目立たずひっそりと生きてきた理由が母親との関係であるのが所々でわかり切ないなあと。
凛月、伊勢原お互いに出会った瞬間に惹かれ合い、「運命の番」だと伊勢原からの言葉。
伊勢原はスーパースター俳優で凛月は平凡な一般人。
身分差、伊勢原の演技のような甘い言葉に戸惑いながらも拒絶できず受け入れていく凛月が可愛かったです。
伊勢原のイメージと実際のギャップも。
マネージャーの鵜飼が凛月に対して発する言葉に凛月もいつかはこの幸せが消えると覚悟してしまうのにはどうなるのかとハラハラでしたが伊勢原を諦めることをやめて伊勢原の元へ飛んで行く事の出来た凛月、良かったです。
鵜飼もキチンと凛月へ謝罪し、伊勢原のおかげで母親への色々な誤解もとけ、周りからも祝福されてと幸せになれる未来が予想されて読み終えた後は胸が暖かくなりました。

特典ペーパーではいよいよ、の2人が甘々でご馳走様でした！