なぜ社会は変わるのか はじめての社会運動論

なぜ社会は変わるのか はじめての社会運動論

1,045円 (税込)

5pt

4.3

社会はひとりでに変わっていくわけではない。そこには必ず「変えた」人たちがいる。
デモにストライキ、不買運動…社会運動はどのようにして起きるのか。
気鋭の社会学者による、日本初となる社会運動論の入門書!

【目次】
第一章 社会運動とはなにか
第二章 集合行動論
人々は怒り・不平・不満から立ち上がる?
第三章 フリーライダー問題から資源動員論へ
資源と組織が運動を制する
第四章 政治過程論/動員構造論
既存のつながり、政治側の動向、「成功しそう」と思えるかどうか
第五章 政治的機会構造論
政治の側の「聞く耳」を計測する
第六章 フレーム分析
社会運動の「伝え方」と「受け取り方」
第七章 新しい社会運動論
マイノリティによる私的な領域を通じた運動
第八章 社会運動と文化論
資源でも組織でも政治的機会でもなく
第九章 2000年代の社会運動論
MTTの理論と経験運動論
第十章 社会は社会運動であふれている

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    社会行動論について学べる。
    高齢者と若い人では持っている資源がちがうので、目標や戦略が異なる。
    不平不満や緊張が共有される集団の構造が大切。
    大切なのは政治的な連携、組織化、運動が成功するという認識の3つ。

    0
    2025年11月23日

    Posted by ブクログ

    社会運動論を知ることで社会を見る目、人を見る目が少し変わったような感覚がある。社会運動への参加/不参加、賛同/否定を超えた、そもそも社会が変わるとはどういうことなのかを知ること。
    それは社会という網の目で生きる自分自身の肯定にもつながっていくような、そんな温かい読書体験であった。

    0
    2025年09月10日

    Posted by ブクログ

    「世の中はひとりでに変わっていく訳ではない 必ず変えた人々がいる」という帯のフレーズに引き込まれました。去年読んだ『「ビックリハウス」と政治関心の戦後史 サブカルチャー雑誌がつくった若者共同体』で出会った著者です。前著ではテキスト分析を駆使してその当時の気分を抽出した手法に驚いて、極めて冷静な研究者

    0
    2025年10月19日

    Posted by ブクログ

    日本では、とかく社会運動が嫌われる。
    そういう中で多くのひとが社会運動とは認識していないことが、実はそれも社会運動のひとつだということにハッとした。
    必要かどうか、と考えるよりも自然発生的に生まれているのかもしれない。

    0
    2025年11月18日

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