DRACU-RIOT！ 2

季野このき / ゆずソフト

海に浮かぶ歓楽都市“アクア・エデン”。その島に訪れた主人公・六連佑斗は、誘拐事件に巻き込まれ吸血鬼となってしまう。海上都市で蔓延るドラッグ事件を追いかける中、佑斗と美羽の距離は近づいていくが、佑斗の秘密が二人の前に障害となって立ち塞がる。ゆずソフトが贈る大人気PCゲームのコミカライズ、感動の完結！

• カテゴリ: 少年・青年マンガ
• ジャンル: 少年マンガ
• 出版社: KADOKAWA
• 掲載誌・レーベル: MFコミックス アライブシリーズ
• シリーズ: DRACU-RIOT！シリーズ
• 電子版発売日: 2013年06月28日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 36MB

[いいんちょ · ★★★☆☆]

本編プレイ済の方向けの感想です

タイトルの通り、ゲーム本編の美羽ルートはプレイ済、それから布良梓ルートのコミックス版（以降布良梓版）は読了している者として、既プレイの方向けの感想です。

断り書きをしておきますが、本編未プレイの方なら☆2ということは無く、充分楽しめる出来だと思います。

まず評価ですが厳しめに☆2とさせて頂きました。

評価のポイントとしては以下の通りです

・絵は美羽を中心にみんな可愛らしく、原作に劣らず素晴らしいです。コミカライズに関して、季野このき先生に作画を任せたのは大成功だったのではないでしょうか。

・それだけにシナリオの薄さが非常に痛手です。各ヒロインの「付き合う前までの」イベントを美羽で置き換えた形を取っていますが、ルートを混合した結果統制が取れておらず、美羽の恋愛感情と吸血鬼としての問題のどちらにに主眼を置いているのか、曖昧になってしまっています。
テーマ自体はどちらも魅力的で、本編ではきっちりと分けてどちらも解決していた分、コミックス版のシナリオに関しては残念だと言わざるを得ないです。

またこの点について、布良梓版はテーマを絞って上手く纏めていたので、それも非常に残念でした。

個人的には、共通√部分を減らし「付き合った後」の展開（ネタバレのため詳しい記述は避けるが特に吸血鬼関連）を増やしていけば、もっと良かったのでは…と思いましたが…