ハーバードの人生を変えるライティング

ソン・スッキ / 中川理沙

ハーバード大学の学生が４年間かけて学ぶライティングの授業に、１時間だけ投資してください。

「ひらめきをアイデアとして熟成させるためには、文章を書くのが一番だ」――ポール･ローマー（スタンフォード大学教授／ノーベル経済学賞受賞）

「ライティングこそが思考力を生み出す」――ジェフ・ベゾス（アマゾン創業者）

「文章を書くとは考えることで、考えることは存在し、生きていくことだ。よって文章をうまく書ければ考えるのがうまくなり、考えるのがうまくなれば賢く生きられる。賢く生きる人は、より幸せになる確率が高い」――ジョーダン・ピーターソン（トロント大学教授／『生き抜くための12のルール 人生というカオスのための解毒剤』著者）

ジェフ・ベゾス、ビル・ゲイツ、ウォーレン・バフェット…
なぜ、世界の一流は「書く」ことにこだわるのか？
AI・ChatGPT時代に差がつく、ハーバード大学で150年伝わる世界最高のライティング授業。

世界トップ500社のＣＥＯを最も多く輩出した大学。47人のノーベル賞受賞者を、32人の各国大統領を輩出した大学。世界を代表する名だたる起業家が通った大学。ハーバード大学の卒業生は、なぜ世界で活躍できるのか。

ハーバード大学がライティングによって達成しようとしているのは、「ロジカル・シンキングの向上」だ。なぜなら、論理力はさまざまな思考の土台であり、個人的、社会的な成功の基本だからだ。そのため、ハーバード大生は専攻に関係なく、在学中ずっとライティング力を鍛える。文章を書くということは、自分の考えを簡潔にまとめ、わかりやすい言葉で伝えることだ。また、そのように簡潔明瞭に考えられるということは、主体的な人生を生きられるという意味でもある。
本書でおもに扱う「オレオ公式（O.R.E.O.）」は、ハーバード大生が学ぶロジカル・ライティングに、世界的なコンサルティング会社マッキンゼー・アンド・カンパニーが誇る、論理的思考力のフォーマットを合体させたフレームワークだ。
言葉や文章があふれる時代では、自分の頭で考え、その考えをいち早く伝えられる人がより多くのチャンスを手にする。本書で鍛えられるライティングの力は、そういったチャンスや道を切り拓く一番の、いや、唯一のカギなのだ。

• カテゴリ: ビジネス・実用
• ジャンル: ビジネス・経済 / ビジネススキル
• 出版社: かんき出版
• ページ数: 280ページ
• 電子版発売日: 2025年06月25日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 3MB

[ブクログ · ★★★★★]

簡潔で論理的に書くライティング術を1時間で学びたければ、この本オススメ。ライティングは社会人にとって最も重要なスキルの一つであり、ハーバード生が4年間で学ぶライティング術「オレオ公式」を1冊にまとめてある。ハーバード生は、このオレオ公式を活用し4年間でライティングを勉強しまくる。その結果、思考力が磨かれ社会で活躍する卒業生を多数輩出してきた。俺もアメリカ社会人時代、年間50本の報告書を書いては何度も社長に修正され、書くことの難しさと重要さを知った。
1時間でいいからこの本読んでみて。俺も社会人前にオレオ公式の鍛錬積み重ねます。

[ブクログ · ★★★★★]

これまでもライティング関係の本は色々読んできましたが、読み終わった後に｢もう一度読んでみようかな｣と思ったのは初めてです。

『ライティングがつらく、難しい理由を挙げろと言ったら、いくらでも挙がるだろう。要するに、あなたがどんな理由を挙げて言い訳しようと、うまく書けない理由はただ１つ、｢書かないから」、これに尽きるのだ。』

ライティングに限らず、どんな分野にも当てはまることだなと姿勢を正されるようでした。
自分を変えたければまず行動すること、主観を大事にして表現を磨き上げることの大事さを学びました。