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鉄道好き俳優・六角精児が、電車の中で旅先で呑んで食べた思い出を語り下ろすエッセイ集。「呑み鉄」。それは、鉄道の中で、または鉄道で回った旅先でお酒を楽しむこと。鉄道好きで知られる個性派俳優・六角精児のおススメする、新しい「鉄道旅」の楽しみ方です。本書は六角精児が北海道から九州まで、土地土地で味わった美味しいお酒、つまみ、居酒屋での思い出などを語りおろすエッセイ集。鉄道好き芸人・吉川正洋との「呑み鉄」対談付き!
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Posted by ブクログ
「呑み鉄」六角さんの鉄道エッセイ本。NHKの「吞み鉄本線・日本旅」のヒットに思いっきり乗っかる形での出版で、こう思うとテレビの影響力というのはまだまだありますね。 中身は、六角さんが日本の地域別に「あの路線が良かった」的なコトを語っていくスタイル。文字起こしなんですかね。軽妙な語り口で分量も軽め、気...続きを読む軽に読めます。 いきなり脱線しますが、六角さんの功績は、ともすれば突き詰めがちな鉄道趣味において、缶ビールを片手に「ゆるさ」を持ち込んでくれたコトだと思います。 列車を見た瞬間に「あれは〇〇系」「日立製」「あの行き先は○○運用で…」みたいな早押し知識自慢に終始する世界は地獄だと思いますので(笑 本著でも、長時間列車に乗っていて飽きませんか?という問いに対して、「飽きてもいいと思うのです。」と答えるくだりは何だか救いがあるなぁと。車内でも忙しく左右の車窓を眺め、設備のディテールを見て、モーター音を聞き…というのも楽しみでやるなら良いですが、リスト消化の気持ちになると苦痛。だったらボーッと好きなコトをして飽きて寝た方が良いですね。 あと、富山のローカル線、城端線を評して「JRならではの大きな鄙び方を感じる」「沿線の街も(略)"街おこし"を放棄したような、いい意味の開き直りを感じた」というのは、ある意味キャッチフレーズとして秀逸。 個人的に昔乗る計画を立てていて、当日特急の遅延で乗り継ぎができずレンタカーに切り替えた苦い過去があるのですが、これを読んで再トライしてみたくなりました。 ここから先は言うだけ野暮ですが、文章のつながりがイマイチ(というか展開が唐突)に感じるところもしばしば。文字起こしの影響ですかね。あと、「足を印す」は「足跡を印す」?主語が自分だと使いづらい気も。。 ファンブックとして良い本だと思います。個人的には、誰かの家を訪ねた時、本棚に本著があったら嬉しくなります(笑
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六角精児「呑み鉄」の旅
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