かなしい箱（下）

深見じゅん

結婚という幸せの宝の箱には、魔物が潜んでいた。でも、逃げてはダメ。勇気を出して箱の中をよく見てごらん。

• カテゴリ: 少女・女性マンガ
• ジャンル: 女性マンガ
• 出版社: 講談社
• 掲載誌・レーベル: BE・LOVE
• 電子版発売日: 2011年01月31日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 60MB

[匿名 · ★★☆☆☆]

哀しくなった。

タイトル通り、かなしい箱です。
1話目は上巻の続きで、想像してた内容とは違いました。
夫を亡くした義母がそれ以来プツンと何かが切れてしまい、息子に夫の姿を見るようになったので近親相姦なの？と思いました。

嫁が義母に違和感を感じて義母のせいで危うく流産しそうになったから、何度も何度も夫に義母の事や2人で家を出ようと言ってたのに夫は「母さんは親父を亡くしたばかりだから、大目にみてくれ…」と言ってキチンと向き合おうとしないのも悪いし、妻もその後も何度も命の危険を感じてたのにそれさえも夫には言わずじまいで、「ホントにこれからの人生、それで良いの？」と思わずにいられない結末だった。

そしてもう一つの話は幼い息子がいる夫婦で、夫は安月給だけどなんとかローンを組んで憧れの戸建てを購入。
買ったは良いがやはり毎月の生活はキツイので妻は節約精神で夫のお小遣いも少なめにし、妻はパートを始める。
回りの家庭を見ると隣の芝生は青い…と感じだして自分の人生を見直して欲を出してしまう。

このお話は結果的には夫婦が良かれと買った戸建てのために夫婦崩壊と言う流れになる。
妻も妻だが、夫の言い訳にはイラッとしました。
お小遣いが減ったから、そして残業で夜中帰宅して残飯をかっ込むのが惨めだったから…と。
みんな我慢してるんだよ？と、思いましたけどね。
そんなんで飲み屋の女将に誘われて行くなんて。
女将も女将だけど。ほんと、胃袋を捕まれたら怖いわ。