偶偶放浪記

偶偶放浪記

1,782円 (税込)

8pt

4.3

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岸本佐知子氏、都築響一氏推薦 漫画+エッセイの「旅の本」

寄居、いちょう団地、石岡、城ヶ島……有名な観光地でも映えスポットでもない、人々に忘れ去られそうな場所を「たまたま」訪れる愉しみ――
外出や旅行が憚られたコロナ禍の2020 年。漫画・エッセイ・絵画・音楽等多方面に活躍する著者は、どこにも行けないのならと家に籠り、わずかひと月の間に過去の旅の思い出を漫画と文章で甦らせ、『旅の本』という書名で自費出版、大きな反響を呼んだ。これを大幅に加筆・修正し、さらに本誌連載「偶偶放浪記」や書き下ろし四篇を加え、新たな旅の本としてまとめたのが本書である。
宿も食事も想定外、なぜか巻き込まれる奇怪なアクシデントの数々、時代に取り残され失われつつある光景、交錯する自らの記憶……笑いと哀感が入り交じり、読後はふらっとどこかへ行きたくなること必至の、珠玉の旅漫画+旅エッセイ集。
「私も小指さんの目と、耳と、鼻を借りて、今すぐ旅に出たい。近くて遠い、異界の入口をのぞいてみたい。しみじみと、最高です」 ――岸本佐知子
「どうでもいい町を歩く楽しみが、どうでもいい人生を楽しむ極意を教えてくれる」――都築響一

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偶偶放浪記 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    「旅の本」に触発されて、このまえ寄居に行ってきた。

    日帰りのつもりだったのに、寄居の空気に冒険心がくすぐられ、隣町(小川町)で一泊して帰ることに。

    当日の予約でも快く迎えてくれる宿主の優しさだったり、シュールな看板を見つけた時の笑いや、ふらっと入った居酒屋が当たりだったときの嬉しさは、定番スポッ

    0
    2025年11月30日

    Posted by ブクログ

    食欲と、未知のものへの好奇心。
    ムサビ出身の女性漫画家?が、山谷だの西成だの、いわゆる怪しいところに行き、
    (一応一人ではなく誰かと一緒)奇妙な出会いをし、美味しいものを食べる。
    それを事細かな絵で表現する。単行本では字が小さくてごちゃごちゃして読みにくい
    が、その分余計に雰囲気が伝わる。楽しい。

    0
    2024年11月03日

    Posted by ブクログ

    こういう本大好き!
    グレゴリ青山とテイストが似てるけど、小指さんの方がハードテイストな場所がお好きのようだ。
    路地にぶらりと入り込み、寂れた街、忘れられた街に住む人たちと交流する。
    こんな旅がもしかして一番贅沢なのかも。

    0
    2024年08月13日

    Posted by ブクログ

    コミックはあまり読まないが、本の雑誌年間ベストで紹介されている物は割合と目を通している。

    絵のタッチはどことなく、つげ義春を思わせる。少し蛭子能収も入っているかもしれない。小指の感性は嫌いじゃないのだが、吹き出しの中の自筆文字が小さく読みずらい。年をくっている私には判読不可能なところも多くストレス

    0
    2025年01月17日

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