すべての原付の光

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小説・文芸
2,420円 (税込)

12pt

4.2

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治安最悪の不良SFにして滋賀ワイドスクリーン・バロックの表題作、『新しい世界を生きるための14のSF』にも選ばれたサイバーパンクの快作「ショッピング・エクスプロージョン」、第二回ゲンロンSF新人賞受賞作「ラゴス生体都市」など超刺激的な全五篇!

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すべての原付の光 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    サイバーパンクの皮を被ったハチャメチャごった煮エンタメ短編集。
    ディストピアな雰囲気の作品が多いけれどそれより意味不明な設定、意味ありげな造語、どこかで聞いたことのあるフレーズをないませにして物凄い勢いで突っ走るので悲壮感はほとんどなくサクサク読める。
    荒唐無稽なのにどの作品も情景が浮かんでくるのが印象的だった。
    どれも映像化向きだと思うし実写よりアニメの方がこの荒唐無稽さには向いてると思う。

    0
    2025年08月10日

    Posted by ブクログ

     一人の不良が発明した機械が思わぬ結末を迎える『すべての原付の光』、無限増殖を繰り返す大型ディスカウントストアを巡るサイバーパンク『ショッピング・エクスプロージョン』など五つのSF短編が収録されていて、どれも突拍子もない設定や世界観から始まりどんどん面白さが加速していくものばかりで作品が醸し出すエネルギーが凄かった。

    0
    2025年06月26日

    Posted by ブクログ

    ジャンルはサイバーパンクSF短編集……なのかな?
    全五作とも無茶苦茶で過激で尖ってるんだけど、叙情的なところも感じられるし、読後がどれも爽やかで心地よかった。
    お気に入りは「ショッピング・エクスプロージョン」かなあ。
    バディものがだいすきなのでね……
    それにしても天沢時生さんの文章はかっこいい。ルビが特に癖になる。

    0
    2026年05月03日

    Posted by ブクログ

    SF短編集。自分SFは得意な分野ではないけれど楽しめた。それぞれ独特の世界観、入り込むのに少し時間がかかるが、結末がどこへ落ち着くのか分からないので、あれよあれよという間に連れて行かれる。特に冒頭二篇のサイバーパンク(ってやつ?)が秀逸、みずみずしい文体、しゃれた会話、SF的ガジェットや用語につけたルビが面白い。たとえばヤンキーが中学生から巻き上げた原付を語る部分。「すべてイキリ中学生から強奪(ジャイアン)したものだという。」こんなんオモロ過ぎる、翻訳不可能やろw 素晴らしい!

    0
    2025年08月16日

    Posted by ブクログ

    面白かったです!!
    前半
    ・『すべての原付の光』(原付で路を攻めてた中坊を転移させて神殺しをやる)
    ・『ショッピング・エクスプロージョン』(自己増殖する大型ディスカウントショップによる買物災禍、商業的終末…サンサンサン〜サンチョ〜サンチョ・パンサ〜)は既読でしたが、何度読んでも新鮮にサイケデリックな衝撃を受けます。ルビが…!
    後半の未読の作品群も、
    ・濡れタオルでしばき合う闇の大会を、こっそり流れついたヤクザたちが開催しているコロニーに「カタギ警察」のスパイ(どう考えても林家P夫妻)が入り込み、この闇競技が明るみに出てしまう。「カタギ警察」の狂気と横暴にふるえる『ドストピア』
    ・毎晩夢の世界で、街に溜り豚の姿をした怪物となった悪意を排除していく。幼馴染と一緒に。『竜頭』
    ・一切の性愛が法律で禁止されている《ラゴス生体都市》。しかし起きようとしているのは、〈映画監督〉によるポルノ・テロ!手を繋ぐだけでも「なんて破廉恥な!」となるので…まぁたいへん。生殖せずに人口増やせるのかというと……天使禁猟区を思い出してしまった。


    どのお話でもハチャメチャでスピードのある、でもどこかノスタルジックな作品世界に飲み込まれて楽しく過ごしましたが、
    わたしも田舎育ちなので、『竜頭』の生息感と切実さが真に迫ってきました。
    つらい…よくがんばったね………
    ヤンキー文化への反発と苦味と、閉塞感と郷愁を感じてしまう故郷。心はままなりません。

    これからも追いたい作家さんが増えました。
    出てくるワードチョイス、元ネタが…と思ったら同じ80年代生まれの作家さんだった。通りで。

    0
    2025年07月10日

    Posted by ブクログ

    ヤンキー、ドンキ、任侠、地元、アフリカと、なんともバラエティに富んだSF5編だった。SFっちゃSFなんだけど、ぶっとび設定に言葉遊びが楽しい前半3編と、ちょいとハードモードの後半2編のバランスも良い感じ。

    0
    2025年09月20日

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