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米騒動を機に政府の耕地拡大策が始まると、入植者が開墾事業に専念するために住環境の充実が不可欠となった。開墾地は最新の農村住宅と、共同体としての設備を備え、農村の社宅のような「理想村」を目指した。本書は長年の実地調査に加え、農林省刊行物や各地に残る開墾関係の公文書、図面資料を渉猟し、明治から大正期の米騒動を経て昭和に至る農民生活の実像を、具体的な生活の場となった建物を通して連続的に捉え直す。
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大地と生きる住まい
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小沢朝江
長田城治
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