生成AIの脅威 情報偏食でゆがむ認知

読売新聞「情報偏食」取材班

日に日に高度化する生成ＡＩが作り出す情報に、あなたの心がハッキングされる！ 大災害や選挙の偽動画、組織的に展開されるスパモフラージュ、架空の口コミ――ネット空間に溢れるディープフェイクに騙されるな！ 『読売新聞』の大型連載「情報偏食 ゆがむ認知」に大幅加筆の上、書籍化。

【目次より】
●第１章身近に潜むリスク
ダイエット、整形、ゲーム依存、オーバードーズ
SNSに翻弄される人々

●第２章揺れる教育現場
ネットの情報を信じ、宿題をAIに丸投げ
子どもたちの今

●第３章混沌もたらす者たち
炎上系、迷惑系、誹謗中傷
過激化するユーチューバーに迫る

●第４章操られる民意
ネット上に溢れる偽動画
不安や怒りで分断を煽る「物語」

●第５章求められる規範
多様性が失われつつあるデジタル空間
必要なものは何か？

• カテゴリ: ビジネス・実用
• ジャンル: 社会・政治 / 社会学
• 出版社: 中央公論新社
• ページ数: 192ページ
• 電子版発売日: 2025年02月21日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 5MB

[ブクログ · ★★★★☆]

面白かった。過激な情報で経済的利益を得るアテンションエコノミー、おすすめばかり見ていて異なる意見から隔離されて心地よい情報に包まれるフィルターバブル、同じ意見の人とばかりやりとりを続け、思考が極端になるエコーチェンバーなどためになる知識が多かった、ちょっとネットを漁るとでてくるよくある事例だが、系統的な知識として知っておくといいかも。

[ブクログ · ★★★☆☆]

怖がっていたら前に進めない。どこかで線を引いて、世界との周回の差を広げられないようにしないと、飲み込まれてしまう、そんな危機感持ってます。

[ブクログ · ★★★☆☆]

生成AIの脅威だけではなく、SNSの脅威、インターネットの脅威と言ったほうが本書の内容に合っているのではないか。

極論だが、SNSや生成AIがなくてもほとんどの人がきっと幸せに生きられるんだから、こんなもの禁止してしまえばいいのだ。もちろんそれで救われたという人も一定数いると思うが副作用があまりにも大きすぎる。倫理観よりも経済合理性を優先してしまう社会ってどうにかならないですかね。