アレアレ!

アレアレ!

小説・文芸
2,420円 (税込)

12pt

僕は、変わる。
もう一度、妻に会いに行く。

1,200kmの過酷な旅路を輝かせる、勇気と優しさの物語。

還暦を過ぎ、突如ひとり身に。
途方に暮れる男は、一念発起しフランスへ飛ぶ。
8,000人が集う、伝説の自転車イベントに参加するためだ。
完走すれば、平凡な自分も胸を張れる――。
家族の再生をかけた戦いが始まった!


〈あらすじ〉
「好きな人ができた」。
その一言で、穏やかな日々はひっくり返った。
妻に捨てられ呆然とする進は、自転車イベント〈ブルベ〉に出会う。
勝ち負けは存在しない。目指すのは、制限時間内の完走だけ。
ままならない現実から目を逸らし、無我夢中でペダルを漕ぎ続けるうち、進は決意する。

「僕は、弱い自分を変えたい」

世界中の自転車乗りが憧れる大イベント〈パリ・ブレスト・パリ〉で1,200kmを走り切り、これまでの自分と決別する。
そして、妻に会いに行く――。

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    講談社
  • タイトル
    :
    アレアレ!
  • タイトルID
    :
    1798042
  • ページ数
    :
    304ページ
  • 電子版発売日
    :
    2025年02月18日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    9MB

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アレアレ! のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    面白くて一気読み。中弛みもなく、最後まで楽しく読めた。パリ・ブレスト・パリ(PBP)、ブルベなど初めて聞く言葉ばかりだったけど、すぐに物語に引き込まれた。妻に捨てられた65歳の主夫がPBP1200kmという過酷なロングライドを通してどう変わるのか。弱い自分を変えることができるのか、最後までハラハラ・ドキドキしながら見守った。

    0
    2025年04月23日

    Posted by ブクログ

    推し作家のパリュスあや子さんが、新刊を2月に出してはったー!!

    今回のテーマは、自転車イベントの「ブルベ」。(“Brevet”「認定」を意味するフランス語) この時点でブルベをご存知の方はいらっしゃるだろうか。
    ブルベは日本を含む世界中で開催されているが、「競技」ではない。順位がつかない代わりに、決まった距離を制限時間内に走り切るという、いわば「自己満足の耐久自転車イベント」だ。
    主人公の進(すすむ)は今回、世界中の自転車乗りが憧れるというフランスのブルベPBPに挑戦する。

    「常夜灯もほとんどない真っ暗な深夜、星だけがパノラマのように広がる空に惜しみなくちりばめられ、夜通し自転車を走らせる物好きを慰めている」(P 70)

    90時間で1,200kmを往復するという、聞くだけでも肉離れを起こしそうな地獄イベント。日本のブルベで一度脱落した進は、果たして時間内に完走できるのか。
    一応スポ根もの…なんだけど、汗臭さよりも、春風のような朗らかさ・爽やかさが心の中を吹き抜けていった。春色たっぷりの表紙も相まって、こちらも温かさを得たし、進さんたちと一緒にいい汗をかくことだってできた!
    あ、ほんのり涙も(*´ー`*)

    それにしても進さんの何ともいじらしいこと…彼を応援しない(できない)読者なんているのだろうか。
    彼の献身的な半生やPBPでの奮闘ぶりは、同情を通り越して胸に突き刺さってくる。彼自身は何も成し遂げられなかったと話すけど、こちらからしたら充分すぎるくらい家族のために頑張ってきた。それを別のかたちで更に頑張ろうとするなんて…。

    タイトルの「アレ」(”allez”)は、フランス語で「行け」「頑張れ」の意味。出場者への声かけを指すのは勿論のこと、進さんを大切に想う人たち・応援したい人たちからのエールでもあろう。
    私は私で文章だけじゃ飽き足らず、ライブカメラを進さんの自転車に設置して、モニター越しからでも声援を送りたい気持ちだった。

    「世界は複雑だ。国同士の問題もややこしい。だが本来、人間ひとりひとりは、シンプルで優しい生き物なのではないだろうか……」(P 145)

    進さんはPBPで、実に様々な同志と出会い伴走していく。
    その最たる同志は、自転車競技の元プロだった爽(そう)と、ある人物を探しながらブルベに参加しているフレデリックだろう。
    三人の共通点は、簡単には抜け出せないトラウマを抱えているところ。一人で走っていると、風圧で身体が重たくなる。しかし伴走すること、「お互い様」と助け合うことで、一人でいる時よりも前に進むことができる…。
    「彼らにとって自転車とは?」その問いの答えが、出発前と後とで三者三様変わっているところにも注目していただきたい。

    順位がつかない分、選手は自分との真剣勝負を迫られる。身体にガタが来てリタイアする選手も大勢いたが、それは決して自分に負けたわけではないと、私は信じている。
    だって過去の自分であれば、挑むこと自体、拒絶していただろうから。たとえ負けそうになっても、今では応援し助け合える同志だって、ついてくれているわけだし!

    0
    2025年03月14日

    Posted by ブクログ

    PBPなんて知らなかった。
    すごい過酷なサイクル大会だ。
    冒頭は主人公と同じようにワクワクして読めた。
    いくつになっても挑戦するって素晴らしいなぁ。大会を通じて様々な人に出会い、予想外なことも起こり自分と向かい合い、ただ、ペダルを漕ぎ前に進む。本当になかなかな世界だなぁ。
    どこまでも優しい主人公は違い、妻の光子さんはどうなの?あまりにも身勝手な奥さんだなぁ。
    とても良かったけど、後半ちょっとだけ飽きてしまった。
    大阪弁をしゃべるフレディックさんの胸のつかえがなくなって良かった。

    0
    2026年02月23日

    Posted by ブクログ

    面白かったです。いくつになっても前向きに新しいことに挑戦するというのは素敵です。私は主人公の半分くらいの年齢ですが、前向きなエネルギーをもらいました。
    また、PBPに参加した主人公の周りも素敵でした。誰かのチャレンジの背景に色々な物語があるのかもしれないと思うと、チャレンジする人たちをさらに応援したいと思うようになりました。そして自分もそんな人生を贈りたいです。明日からまた頑張ろう。小さなチャレンジを積み重ねて。

    0
    2025年07月12日

    Posted by ブクログ

    フランスを舞台に、90時間で1200キロを自転車で往復するイベント、PBPに参加した65歳の進が主人公。パリブレストは大好きなお菓子で、まさか、この自転車のタイヤをモデルにしたものとは思わなかったが。兎に角、登場人物が皆素敵に描かれているし、過酷なレースもリアルだし、地域毎の料理やお菓子の美味しそうな事。
    65歳の進さんがこのイベントを終えた後、長年のトラウマから抜け出したと祈りたい。

    0
    2025年05月31日

    Posted by ブクログ

    自転車レースの話ですね。
    レースに参加する人達の思いが読むと伝わります。
    年齢は関係ないエネルギーを感じました。
    読むと元気が伝わる気がします。

    0
    2025年04月17日

    Posted by ブクログ

    フランス語を勉強してること
    去年亡くなった義理の父がロードバイク好きだったこと

    この2つの理由から手に取った「アレアレ!」
    作中にもありますが、アレはフランス語で「行く」の命令形
    まさしく「go! go!」というタイトル

    妻に出ていかれた主夫をしていた主人公と彼が海外自転車イベントで出会った人たちのお話

    最初は控えめで自己肯定感の低そうなおじさんだったのに、
    物語が終わる頃には自分の気持ちを表明することができるようになった進さん
    それもこれも肉体と精神をとことんまで追い込むこの自転車イベントだからこそだと思います
    変わっていく進さんと愉快な仲間たちの4日間1200キロの旅を見れてよかったです

    0
    2025年04月13日

    Posted by ブクログ

    苦労したほど達成感も強めだろうな。こんな過酷なイベントに参加しようとする、それだけでもう、何かやり遂げられそう。

    0
    2025年03月09日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    面白かった。
    色々な人との出会いと別れ、「パリ・ブレスト・パリ」で一緒に走った多くの人の顔が浮かび、その記憶に背中を押されるように最後の力を振り絞り走る主人公進のシーンは感動的で泣きそうになった。

    レース中の開放感やしんどさが伝わってきた。食事のシーンや風景についても細かく書かれていて読んでいて楽しかった。

    ただ、進の奥さんだけは読んでいて怒りを感じた。
    自分に癌があることがわかりそれがきっかけで浮気相手への熱が冷めたとか、そもそも離婚もせずに浮気相手と2年間も過ごしてたとか、今更進に会いに行くとか自分勝手にも程がある。

    0
    2025年05月04日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    サイクルロードレース観戦歴20年で、現地の自転車熱やレースの部分に興味があったので、それ以外の人間模様は正直ピンと来るものはなかったのですが、小俣雄風太さんの取材協力があったという謝辞でテンションがあがりました。

    0
    2025年08月13日

アレアレ! の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    講談社
  • タイトル
    :
    アレアレ!
  • タイトルID
    :
    1798042
  • ページ数
    :
    304ページ
  • 電子版発売日
    :
    2025年02月18日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    9MB

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