セブン&アイ 解体へのカウントダウン

セブン&アイ 解体へのカウントダウン

1,760円 (税込)

8pt

4.0

「ちょっと聞いてもらえないか」
始まりは、2022年の春先にかかってきた1本の電話だった。
「こんなディール聞いたこともないよ。とにかくひどすぎる。史上最悪のディールだ。セブン&アイがおかしくなっている」
電話の主は、セブン&アイ・ホールディングス(セブン&アイ)による百貨店「そごう・西武」売却の入札に参加した、ある投資ファンドの幹部だった。M&Aの常識ではありえないひどい運営に憤り、私にそれをぶちまけてきたのだ。
その後、そごう・西武売却は難航し、アクティビスト(物言う株主)からも株主提案を受け、セブン&アイは大きく揺さぶられていく。
――取材で明らかになったのは、過去最高益を記録するなど絶好調に見えるものの、足下は盤石ではなく、その将来に不透明感が漂っているというガリバーの姿だった。かつて、流通業界の「勝ち組」「優等生」などと呼ばれたセブン&アイにいったい何が起きているのか。そごう・西武売却を軸にその舞台裏に迫ったつもりだ。(はじめに)

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    Posted by ブクログ

    セブン&アイはイトーヨーカドーが祖業であり、オーナー伊藤家や、その意向を受けた経営陣の忖度により、ここまで守られてきたが、アクティビストファンドのサードポイントやバリューアクトの攻勢により、ついに重い腰を動かす。

    手始めに鈴木元会長が買収した問題児、そごう西武百貨店をフォートレスに売却。続

    0
    2025年01月16日

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