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ひょんなことから前科ものになってしまった鈴子は、どこにいても所在がない。ならば所在そのものをなくしてみよう! そんなネガティブだかポジティブだかわからない発想から「百万円貯めては住処を転々とする」ことを決め、旅に出た鈴子。彼女を待ち受けているのは……。うまく生きられない女の子の、ほろ苦くも優しい気持ちになる恋の物語。
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Posted by ブクログ 2012年10月03日
映画の原作本。 主人公の淡々としたところ、蒼井優さんのイメージぴったり!と思ったら彼女をイメージして書かれたものだとか。
Posted by ブクログ 2012年05月16日
鈴子のところどころに見えるコミカルさが良い! 不器用なもの同士の恋愛は不器用なままいくんですよね、やっぱり。でもふたりの不器用さは歯がゆくてかわいくて。 家族、友達、恋人、、いろんな人との付き合い方を考える本でしたー。
Posted by ブクログ 2012年03月06日
先に映画のDVDを観て、原作があるんだ、と思って文庫を発見して購入。驚くほどに忠実に映画化されてる、、、!と思ったら、それもそのはず、映画の監督さんが蒼井さん主演で映画を一本取るために、アテ書きをしたお話しなのだとか。なるほど。それは知らなかったので、映画化に際してはしょられたところとか、もしかして...続きを読む違うエンディングだったりとか?という、期待した内容は無かったんですが、小説ならではの細かい心理描写とか説明はなるほどなるほど、という感じで面白かったです。自分にも通ずるところがあるなぁ、、、などと思ったり。人づきあいが苦手でわずらわしく、そんなつもりはないのに人との行き違いで前科が付いてしまった佐藤鈴子が、他人と長く深いつきあいをしないで波風も立てず、自分が振りまわされることもなく、平穏に暮らしてゆくにはどうしたら、、、と考えた末に編みだした、貯金が100万円になったら住むところを変えて長居しない、というへんてこルールに従って海の家で働き、その次は山で桃をもぎ、都会も田舎も疲れるからとほどほどの中間くらいの町のホームセンターでバイトをし、なんとかかんとか生きてゆこうとするお話。弟との話がなかなか良いです。解説は蒼井優さん。どうしてこういうエンディングなのか?!という質問に対する、監督であり作者であるタナダさんの答えが爽快でした。面白かったです。
Posted by ブクログ 2017年07月14日
なんか読んだことある気がするなあと思いながら最後まで読んだけど、本を読んだのか映画を見たのか結局思い出せずじまい。 憎めない鈴子。 ちょこちょこクスッと笑えるのに切ない話。
Posted by ブクログ 2016年12月28日
最後に居場所を見つけるのかな、と思ったけど…。中島くんがもっとちゃんとしてくれればよかったのになあと。あと拓也は強く生きてくれるといいな。 蒼井優の雰囲気はピッタリだと思った。
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