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2025年NHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華之夢噺」の主人公・蔦屋重三郎。 戦の時代が終わり、文化が花開いた江戸時代中期。吉原で生まれ、自らの力だけで出版社を興し、時の権力者に反抗しながら出版プロデューサーとして活躍した蔦重。喜多川歌麿、滝沢馬琴、葛飾北斎らを見出し、謎の絵師・東洲斎写楽を世に送り出した希代のヒットメーカーの波乱の生涯!
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Posted by ブクログ
吉原や江戸時代の出版業界、蔦重の人生ついて、分かりやすく説明されていた。子ども向けだけれど、自分にはちょうど良かった。 蔦重は、48歳で亡くなっている。人生100年時代の現代にしてみれば短い一生だが、やった仕事量は並外れている。困難に遭遇しても決して守りに入らず、攻めの姿勢で立ちむかっているところ...続きを読むに、運の神様がついてくるのかなと思った。 蔦重のバイタリティー溢れる仕事ぶりの中に現れる数々の有名人たちが、今後大河ドラマでどんな登場の仕方をするか楽しみ!予備知識を仕入れられて良かった。
2025年大河ドラマに合わせて、2024年12月に刊行された児童向けの本。 出版業界用語(以下メモ)、蔦重と関わった売れっ子戯作者や絵師の生涯を簡単に紹介、政治と出版業界の関わり、そしてそんな江戸時代の出版業界で蔦重がなにをしたのかなど、かなり分かりやすく書かれています。大人にも子供にもおすすめです...続きを読む。 大河ドラマでも説明されていましたが、用語メモ。 ❐出版業界用語 版元:出版社のようなもの。企画、制作、印刷、製本、販売まですべて行う。 ・書物問屋:仏教、儒学、医学、歴史、古典など学問の本を出版 ・地本問屋:娯楽向けの本、浮世絵版画などを出版。「絵双紙屋」「草紙屋」とも呼ばれる。 ❐メディア ・高札(こうさつ):法律官報が掲示されるようなもの。 ・読売:新聞、週刊誌、写真週刊誌のようなもの。政治、ニュース、噂話を紙に印刷して売る。 ・浮世絵:写真集、ブロマイド、トレーディングカードのようなもの。 ❐本 草双紙(くさぞうし):絵入り短編小説集。 ・赤本:子供向け物語が書かれた秋表紙の本。 ・黒本、青本:歌舞伎や浄瑠璃のあらすじ、英雄伝、軍記物、恋愛ものなど。一般向け小説集。 ・黄表紙:黒青より大人向け。初期は洒落、滑稽、風刺もの。取り締まり後は教訓、空想小説んど一般小説。 ・合巻(ごうかん):長くなった物語が一冊の黄表紙にまとまらなくなったので、数冊分まとめて綴じた。長編小説のような。 読本:文学的長編小説。中国伝奇譚とか。 仮名草子:平仮名で書かれた小説や随筆 洒落本:会話中心の短編、風俗体験談。 滑稽本:ユーモア小説 人情本:婦女子向け恋愛小説 狂歌本:狂歌歌集。絵の中に狂歌を添えると「狂歌絵本」。 往来物:寺子屋教科書 ※通俗小説をまとめて「戯作本」という。作者は「戯作者」。 ❐店の奉公人システム ・番頭:一人。専務、乗務、部長クラス ・手代:数人。課長、部長クラス ・丁稚:たくさん。主任、一般社員クラス
かなりの有名人だったんですね。 喜多川歌麿、山東京伝、十返舎一九、曲亭馬琴、葛飾北斎などが蔦屋重三郎の元にいたとは、驚きました。
当時の江戸の出版業界や歌舞伎、相撲、絵師、政治などの事情が、コンパクトにまとめられており、全体像がつかめた。大河ドラマを途中からでも見てみたいと感じた。
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蔦屋重三郎 江戸の出版プロデューサー
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