ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
5pt
フィールドワークとはどんな営みなのか? 今の人類学が人間以外の存在に注目するわけは? 人類学の考え方が学べる画期的入門書!
アプリ試し読みはこちら
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
里見龍樹「入門講義 現代人類学の冒険」(平凡社新書) 著者は大学院の社会学の研究が行き詰まったことをきっかけに人類学への転向を目指し、いきなりソロモン諸島のフィールドワークに出かけた。ところが人類学の基礎を学んでいないこともあり、現地で何をすればよいのか、何を見てどうレポートすればよいのか途方に暮れ...続きを読むたという。また同時に人類学という学問自体も転換期にあり、ただ異文化に没入してレポートを書けばよいという時代は終わりつつあったと。そういう体験を踏まえて現代の人類学がどう変わってきたか、今日のフィールドワークでは何が大切か、などを講義形式で解説している。 20世紀のはじめ、それまで現代文明に向かって一直線に進化・進歩するという人類観から、それまでは単に未開と考えられていた文明にも独自の価値があると考えられるようになり、特定の地域で長期間滞在して民族誌を描くというスタイルの文化人類学がスタートした。ところが20世紀末になると、その「特有の文化」というのは植民地支配の結果ではないのか、そもそも人類学者がそれぞれの文化を俯瞰する神の視点を持ちうるのか、伝統文化自体も外部との接触や内的な発展で変化していることを無視していないか、人類だけでなく生態系をみないといけない、など多くの批判にさらされているという。
現代人類学という馴染みはないけど気になるジャンルが気になって頑張って読んでみました。 最後のほうはやや力尽きてざっくり読みになっちゃいましたが、本の最後のほうに記載されていた、社会の”当たり前”が行き詰まりつつある中、それを乗り越える為の可能性を提示できるかもしれないのが現代人類学、といったことが...続きを読む書いてあり、資本主義に明らかな欠陥が見えていてAIの登場で世界がより混沌としていく人新世の中で、確かにそうかもって思いました。 SNS・インターネット・AI等からの情報収集から一定の距離を保ちつつ、フィールドワークを行い自分自身で感じて考えて整理して道を切り開くといったプロセスこそが、人間の豊かな個性を磨き上げるんだなって、本書を読み終えて感じました!
人類学は、仮説/検証がそぐわない学問である。 仮説は、観察者側の価値観が色濃くでてしまうから。 そのため、観察対象に入り込んで 溶けこむための時間が必要。 ビジネスにおいても、 顧客のニーズを探るときには気をつけないといけない。
レビューをもっと見る
新刊やセール情報をお知らせします。
入門講義 現代人類学の冒険
新刊情報をお知らせします。
里見龍樹
フォロー機能について
「平凡社新書」の最新刊一覧へ
「雑学・エンタメ」無料一覧へ
「雑学・エンタメ」ランキングの一覧へ
一覧 >>
▲入門講義 現代人類学の冒険 ページトップヘ