刑の重さは何で決まるのか

刑の重さは何で決まるのか

880円 (税込)

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「主文 被告人を懲役10年に処する」――その根拠を考えてみたことはあるだろうか? 犯罪とは何か、なぜ刑が科されるのか。制裁としての刑罰はどうあるべきか。「刑法学」の考え方を丁寧に解説する。 【目次】第1章 刑法学の世界/第2章 犯罪論の世界/第3章 処遇論の世界/第4章 量刑論の世界/第5章 刑法学の新しい世界/あとがき

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刑の重さは何で決まるのか のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    なぜこの犯罪がこの判決なのか、と思う事があり手にとってみた。犯罪論、刑罰論、量刑論から刑の重さを決めているという事がわかり、少し難しいところもあったが全体的に読みやすい。5章では責任論や自由意志について書かれていて、これから社会が変わっていけば刑の重さは変わるのではないかと感じた。量刑検索システムに

    0
    2025年01月07日

    Posted by ブクログ

    ■「廊下に立たされる罰」から刑罰を考える
     第1は、因果応報。宿題をやってこなかったから、その反作用として、廊下に立たせる罰を科すというだけのことで、他に目的はない。
     第2は、他の生徒達への「見せしめ」。宿題をやってこないと、廊下に立たされることになるので、皆に宿題をやらせるために他の生徒達を威嚇

    0
    2024年09月18日

    Posted by ブクログ

    刑法学、犯罪論、処遇論、量刑論の世界を第1章から第4章で論じているが、門外漢の小生にはやや退屈な内容だったが、第5章の「刑法学の新しい世界」は打って変わって興味を引くものだった.冒頭に被害者志向的刑罰論と修復的司法論が突然出てくる.さらにウィトゲンシュタインに絡む分析哲学的アプローチの説明があり、ド

    0
    2025年01月01日

    Posted by ブクログ

    刑法についての考え方が、歴史的経緯も含めて最新のものまでコンパクトに説明されている。
    もし裁判員裁判で犯罪について意見を述べるような機会があれば、事前知識としてこういう本を読んでおく必要があるのではないだろうか。

    0
    2024年12月28日

    Posted by ブクログ

    第5章に出てきた考え方は新しい視点で参考になった。概説書を読んでもあまり出てこない話なので、少し視野が広がった気がする。
    法学を学んでいるものにとっては、犯罪論、処遇論、量刑論は講義の復習になるかなという印象。

    0
    2024年10月12日

    Posted by ブクログ

    刑法の理念を分かりやすく説明する一冊。
    刑法が守っているのは、法益であって人ではないってことに「なるほどね」と思う。刑事事件で人を守る(被害者に償う)のは民法の役目なんだ。明確に制度設計されていたのですね。

    0
    2024年06月13日

    Posted by ブクログ

    わかりやすい刑法学入門。ただし最後の方の責任の話は不慣れな読者にはわからんだろう。光市のやつの判決は重大なものだったのねえ。

    0
    2024年05月21日

    Posted by ブクログ

    面白い新書ってよりも読みやすい入門書、という感じだった。表面的なことだけを見て量刑は決められないんだな、と思うけれど、やっぱり感情では軽すぎる/重すぎるととらえてしまうことが多いなあ……

    0
    2025年01月13日

    Posted by ブクログ

    懲役10年は妥当ですか?

    何か事件の判決が出ると「思ったより軽かった/重かった」と思う一般人でも、裁判員制度で量刑の決定に関わる可能性がある。どのように罪の重さは決まるのか、を説明した本。

    法律の話だからか、プリマー新書にしてはかなり読むのが大変だった。抽象的な表現が多くて、整理しながら読むのに

    0
    2024年08月17日

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