大滝詠一レコーディング・ダイアリー Vol.3 1983-1985

堀内久彦

＊紙版444-445ページに掲載されている“井上鑑自筆による「Cider '83」のストリングス譜”は著作権の都合により電子版には掲載しておりません。ご了承ください。

大滝詠一のレコーディングの足跡を日記形式で追う書籍の第3弾！
最後のオリジナル・アルバム『EACH TIME』創作の日々の詳細が明らかに

大滝詠一の創作の歩みを日記形式で追う『大滝詠一レコーディング・ダイアリー』シリーズの第3弾。今回は『A LONG VACATION』の大ヒットにより次作への期待が高まるなか制作され、結果的に生前最後のオリジナル・アルバムとなった『EACH TIME』のレコーディングがスタートする1983年以降の日々を取り上げます。大滝自身が記録していたセッション同録テープの解析により、まるで当時のスタジオにタイムスリップしたかのような臨場感あふれる筆致で、80年代ナイアガラ・サウンドの成り立ち、そしてこの時代に提供した数々のヒット曲の裏側に迫ります。

【証言者】井上鑑、吉川忠英、関口直人、渡邉茂実、田中真也

• カテゴリ: ビジネス・実用
• ジャンル: 趣味・実用 / 音楽
• 出版社: リットーミュージック
• ページ数: 464ページ
• 電子版発売日: 2024年03月29日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 20MB

[ブクログ · ★★★★☆]

　本書で扱われている期間は1983-1985年。中心を占めるのはやはり1983年で、『EACH TIME』に収録されることになる曲や、薬師丸ひろ子などへの提供曲のレコーディング風景が再現されている。元となる手書き譜の写真も掲載されていて、写譜の誤りや、想定していたのと違う部分をその場で訂正しながら音作りをしていたことがわかる。「明るい」音を追求していたのね。