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【新たな創薬手法や医薬品不足の背景が手に取るようにわかる!】
1剤で5兆円超…ファイザー社が創薬した新型コロナワクチン「コミナティ」の2022年の売上です。当たれば兆を超える巨大な利益を生み出す一方で、新薬の創出は1剤1千億円の費用と10年以上の研究開発期間がかかる、ハイリスク・ハイリターン事業です。本書では資本力のある世界のメガファーマとしのぎを削る日本の製薬会社やジェネリック医薬品メーカーの動静を、最新の情報を交えて解説します。また、患者に身近な存在である調剤薬局やドラッグストアなどの医薬品販売業も、国の制度や報酬が経営に大きな影響を与えることもあり、複雑で理解しにくいビジネスですが、本書を読めばしくみと最新動向がわかります。MSLやMR、PM、MSなど専門職の業務内容や薬剤師の仕事など、業界で働く人のキャリアについても学べます。
■目次
●Chapter 1 医薬品業界の現状
01 拡大し続ける200兆円市場
02 世界3位も国内市場は伸び止まり
03 研究開発型のハイリスク・ハイリターン事業
04 ワクチン1剤で5兆円の売上急拡大とその後のマネジメントの難しさ
05 空前の医薬品不足は何故起きた
……ほか
●Chapter 2 国内外の大手製薬会社の歴史と動向
01 製薬会社として初の1,000億ドル超え ファイザーの強さと製薬事業の難しさ
02 治療薬と診断薬で個別化医療を開拓 ロシュの躍進
03 新型コロナワクチンで存在感 創薬ベンチャーの実力
04 医療用医薬品と一般用医薬品を扱う国内メーカー
05 欧州大手製薬会社を買収 武田薬品工業の戦略
……ほか
●Chapter 3 医薬品業界の組織と仕事
01 医薬品にかかわるさまざまなプレイヤー
02 製薬会社の基本的な組織体制
03 研究開発部門の仕事と創薬ベンチャーの活用
04 医薬品の適正使用の情報を伝えるスペシャリストのMR
……ほか
●Chapter 4 医薬品業界の法律と規制
01 開発、製造、流通、使用のすべてのプロセスに規制あり
02 薬事行政の中核省庁である厚生労働省
03 医薬品ビジネスの根拠法である薬機法
04 厳しい基準をクリアして医薬品の有効性と安全性を確保
……ほか
●Chapter 5 新薬開発の流れ
01 医薬品承認・販売に至る長く険しい道
02 発見、生成、スクリーニングにより薬剤としての可能性を探求
03 臨床試験の前に安全性を確認する 細胞や動物に対する検査
04 新薬開発の最終段階であるヒトを対象とした試験
……ほか
●Chapter 6 医薬品の処方と適正使用
01 治療薬選択の基本概念である科学的根拠に基づく医療(EBM)
02 効果に影響する医薬品のさまざまな剤形
03 効果と副作用のバランスによる医薬品の選択
04 医師が処方する“薬”と“市販薬”の違い
……ほか
●Chapter 7 調剤薬局とドラッグストアの行く末
01 保険薬局、調剤薬局、ドラッグストアの違い
02 医薬分業の推進で6万か所にのぼる薬局数
03 調剤報酬の薬剤料と技術料
04 セルフメディケーションを支援
……ほか
●Chapter 8 ビジネスの前提となる社会保障システム
01 社会保障制度で賄われる医療費
02 医療費全体の1割にとどまる自己負担分の割合
03 給付と負担のバランスをとる医療費抑制政策
04 マイナス改定が続くなかでも薬剤費は約1.5倍の伸び率
……ほか
●Chapter 9 革新的新薬開発に向けてのトレンド
01 ゲノム創薬や個別化医療へ向かう医薬品開発の潮流
02 アンメット・メディカル・ニーズ
03 分子標的薬と正確に患部に届ける手法「DDS」
04 免疫チェックポイント阻害剤
……ほか
●Chapter 10 医薬品業界の将来像
01 オンラインで問診が行えるアプリがコロナ禍で急成長
02 健康志向の高まりによるライフスタイル・ドラッグの伸張
03 関税引き下げや医薬品需要の向上で海外企業の参入が進む中国市場
……ほか
■著者プロフィール
松宮和成:医療広告代理店 企画制作部 エディターチーフ。医療広告代理店にて製薬会社の医師向け・患者向けの医薬品の情報提供資材・情報誌、疾患情報Webサイト、MR業務支援ツールなどの企画・制作業務を行う。製薬会社の地域包括医療・ケア時代のMR活動の新規事業計画立案、マーケティングマニュアル作成にも携わっている。
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
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