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コシノ三姉妹「お母ちゃん」の自叙伝――国際的なファッションデザイナーとして活躍を続けるコシノ三姉妹、ヒロコ、ジュンコ、ミチコを、女手ひとつで育て上げた母親は、自身も強烈な個性を持つデザイナーだった。戦前の洋服黎明期に洋裁と商いの修業をし、結婚後はときに子を顧みず仕事に没頭し、夫との死別後は道ならぬ愛を貫き、コシノ洋装店を繁盛させた。父親から受け継いだ自由な生きざまを、娘たちに背中で見せることで昇華させた、小篠家ゴッド・マザーの物語。
●女学校を中退して、パッチ屋で奉公
●父の差し金で修業先を転々
●独立して、百貨店や病院の制服を受注
●婿養子をもらうも、死別後は妻子もちと恋に
●三姉妹の養育は自由奔放に、ときには援助を
※本作品は2001年10月、小社より刊行された『やんちゃくれ――コシノのお母ちゃんと三姉妹の奮闘記』を、文庫収録にあたり改題、再編集したものです。
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Posted by ブクログ
面白く見ていた朝ドラ「カーネーション」が再放送されていたので。
コシノ三姉妹の母・小篠綾子さん自身が書いた本を読んでみました。
戦前の、まだみんなが洋服を着るのが当たり前ではなかった時代。
呉服屋の娘に生まれ、洋服作りを学んだというか、見よう見まねもありで修行し、工夫を重ねた綾子さん。
経緯はドラマのほうが詳しいので、それがどれぐらい事実に基づいているのかはわかりませんが。
厳しかった父親のユニークなしごき方。
「やりたいことをやるなら、それだけのことをしてから、やれ」と。
娘の才能と根性を見込んでいたのでしょうね。
綾子さんの子育ては意外と細かく指導したのではなくて、むしろ子育ては親や人任せ。
子どもが進路に迷っているときも、決断は本人に任せる。
自分が家族を背負って仕事をし、女性を美しくする服を夢中になって作り、楽しそうに販売する。
そのたくましい背中を見て、娘さんたちは成長したのでしょう。
夫亡き後の恋も、ドラマではこれ以上ないぐらい素敵に描かれていました。
現実はもっと思い切っていて。そりゃあ朝ドラでは描ききれないですね。
晩年になっても目を輝かせているお姿は、テレビで見た記憶があります。
70歳過ぎて、プレタポルテに進出したんですものね。
力強くきっぱりした文章に、さすがのパワフルさが感じられました。
Posted by ブクログ
コシノ3姉妹の母、小篠綾子さんの自伝です。朝の連続テレビ小説『カーネーション』の原作です。テレビと違って、奈津も安岡家も木元家も北村さんも出てきません。
でも、ドラマの糸子さんより、本物の綾子さんはもっともっと自分の思いのままに自由放埓に生きてきた人だったこと。お父ちゃんはテレビよりずっとしっかりものだったこと。テレビでは周防さんとは別れますが、モデルになったTさんとは20年も同棲していたこと。Tさんとの同棲時代はかなり遊びまくっていたこと。なんていうのが分かって面白いです。やっぱり、ドラマになると不道徳な部分や過激と思われる部分はなくなっちゃうんですね。娘たちに買ったオルガンがその後どうなったかは、原作では面白い結果になりますよ。
『やんちゃくれ』を改題、再編集。
父と私、私と娘―コシノ家の生き様とは◆父と娘の二人三脚◆男と女―夫婦というもの◆別れと出会い◆恋という名のあだ花◆我が子との戦い◆私の道はまだ続く―三姉妹から四姉妹へ
著者:小篠綾子(1913-2006、加西市、ファッションデザイナー)
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