新薬に出会うまで 私の履歴書

新薬に出会うまで 私の履歴書

2,090円 (税込)

10pt

4.0

サントリーの営業から大手製薬会社・第一三共のトップとなった著者が、自らのあゆみを振り返りながら、人を救うことができる創薬事業のすばらしさを語る、波瀾万丈の半世紀。
祖父・中山福蔵(元参議院議員)、祖母・中山マサ(元厚生大臣)、父・中山太郎(元外務大臣)という政治家一家に生まれながらも、「自分に政治家は向かない」とサントリーに入社した著者。居酒屋へ酒の飛び込み営業をする日々を過ごすも、経験のまったくない医薬事業部へ異動となり、この異動が大きな転機となる。

創薬のやりがい・素晴らしさに気づき、医薬事業を支え発展させると誓うも、医薬事業部は第一製薬に買収されることに。300人の社員を説得し、自らも一緒に第一製薬に移るが、今度は三共と合併、第一三共のトップに就任すると、買収したインド後発薬大手企業の巨額な損失を取り戻すべく奔走する。
「私の履歴書」(2023年6月、日本経済新聞朝刊掲載)で語られる、それまでの新薬と後発薬の開発によるハイブリッドビジネスモデルから、抗がん剤領域に絞った事業の大転換を行い経営を安定させた手腕は必読である。

他に「あすへの話題」(2019年7月~12月、日本経済新聞夕刊掲載)、「こころの玉手箱」(2022年1月17日~21日、日本経済新聞夕刊掲載)、『日経ビジネス』(2021年4月12日号)に掲載された「有訓無訓」も同時収録。特に「あすへの話題」は、わかりにくいとされる創薬事業の複雑な仕組みや現場の様子が詳しく書かれ、好評を博した内容であり、著者の人生哲学から創薬事業のポイントまでつかめる1冊となっている。

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新薬に出会うまで 私の履歴書 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    第一三共の社長をされていた中山譲治さんの著書。
    最初の家族(祖父母や父)の話は、正直退屈でしたが、途中からの製薬企業での経験談は興味深かったです。
    製薬企業の社員や関係者の方にオススメできる本です。
    社長時の経験談は、さらっと書かれている(それでも面白かった)ので、もっと深く知りたいです。

    0
    2025年11月01日

    Posted by ブクログ

    元第一三共社長の”私の履歴書”の書籍版。新薬になる化合物は全体の1/30,000だとか。著者がお坊ちゃんなのと、数奇な運命で社長になったということがわかるのです。人生万事塞翁が馬。

    0
    2024年10月19日

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