西行―歌と旅と人生―(新潮選書)

西行―歌と旅と人生―(新潮選書)

1,760円 (税込)

8pt

4.4

「願はくは花の下にて春死なむ」――どうすれば西行のように清々しく生きられるのか。出家の背景、秀歌の創作秘話、漂泊の旅の意味、桜への熱愛、無常を乗り越えた「道」の思想、定家との意外な関係、芭蕉への影響……偉才の知られざる素顔に迫る。西行一筋60年、西行歌集研究の第一人者がその魅力を語り尽くす決定版。

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西行―歌と旅と人生―(新潮選書) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    平安末~鎌倉初期に活躍した歌人・西行について、その人生の様々な局面を詠歌と共にたどり、人物像へと迫ろうとする一冊。和歌や時代背景を踏まえた解説から、後世に残した大きな影響や魅力の在処が分かりやすく感得される内容。

    0
    2024年12月18日

    Posted by ブクログ

    ゆっくりと味わいつつ歌の部分は何回も読み返し侘び寂びを感じ、若いとき東北地方を一週間無銭旅行したことを思い出しながら読み終えた。西行の和歌もいくつか知っていたのだが185首もあったとは!そしてあの芭蕉の句にまで繋がっていたとは驚きだ!小生毎年の年賀状には拙い和歌を一首謳って楽しんでいるがとても恥じ入

    0
    2024年06月05日

    Posted by ブクログ

    西行のことはよく知らなかったのだが,奥の細道なんかを読むと,「西行ってすごく重要なんじゃないか?」と思っていたところ,毎日新聞の「今週の本棚」で本書が取り上げられていたので,早速買った.
    本書は大学の先生によって書かれたもので,その作者の長年の研究の成果を,素人にもわかりやすいにように噛み砕いて説明

    0
    2024年03月21日

    Posted by ブクログ

     西行の歌をテーマごとに、おりおりのエピソードを交えながら紹介した一冊。研究者の本だが、一般向けに平易な語り口で書かれており、読みやすく入門に最適と思う。芭蕉が西行推しすぎて好感しかない。文覚が出てくるたびに、鎌倉殿に出てきたあの人の顔が浮かび、ちょっと大変だった(笑)。あ、後鳥羽院もか。なんとなく

    0
    2024年06月30日

    Posted by ブクログ

    西行の生涯と芸術を、21のテーマにそってわかりやすく解説している本です。

    著者は、現代につたわる西行の写本や版本の校訂にたずさわり、三十年におよぶ研究の成果を『山家集の校本と研究』および『西行集の校本と研究』(ともに笠間書院)にまとめています。いわば文献学的な西行研究の最前線に立っていた研究者です

    0
    2025年03月15日

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