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時は天正16年(1588)、舞台は豊臣秀吉の人誑(たら)しの凄さと、絢爛たる桃山文化が開花し、秀吉の手により改造された京都。西国の雄・毛利輝元は秀吉に初めて対面するため、緊張と不安が入り混じる上洛の旅に出る。そこに待ち受ける秀吉の接待とは?
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Posted by ブクログ
だいぶ前に読み終わっていた本ですが、昨日ふとパラパラと。 黒田邸に滞在していた毛利一行のところに、宇喜多からの使者として『明石伊予守全登』が訪問…とあるのですが、『伊予守』は全登でなく、父親の明石景親の受領名。そして明石掃部が『全登』と名乗るのは、関ヶ原前後では…という辺りで、ここはやはり父親のほう...続きを読むの訪問…ということなのでしょうか…。原典の記載が気になるところであります☆ などとメイン内容とはおおいにズレたことを書いてしまいましたが、いろいろな意味で、戦国ファンにはオススメの一冊です♪
豊臣秀吉は人たらしで有名ですが、この本を読むとその接待ぶりや、豊臣政権の一端がうかがえて面白いです。また、お付き合いが多く大名稼業も楽ではない事が分かります。
秀吉に臣従した毛利輝元の上洛顛末を日記にもとづき再現していく。気をつかう行事や大名間同士の交流がうかがわれ興味深い。特に各イベントにおける参加者と席次が面白かった。
儀礼関係に詳しい書物というのは珍しい。室町時代との連続性の視点で書かれている。織豊時代というのが室町の儀礼の延長にあることもよくわかる。政治的主体の変更は、文化や伝統を一挙に変えるものではないのが良くわかる。そういう意味でも、わびの茶道の成立はやはり大きな出来事だったのだろう。
[ 内容 ] 時は天正十六年(一五八八)、舞台は豊臣秀吉の人誑しの凄さと絢爛たる桃山文化が開花し、秀吉の手により改造された京都。 西国の雄・毛利輝元は秀吉に初めて対面するため緊張と不安が入り混じるなか、上洛の旅に出る。 そこに待ち受ける関白秀吉のもてなしとは。 [ 目次 ] 第1章 上洛への旅(重...続きを読む苦しい旅立ち;厳島に祈る ほか) 第2章 初めての京都(妙顕寺の宿所に入る;聚楽第で関白に謁見 ほか) 第3章 楽しき京都(八朔節供;参議豊臣輝元と羽柴安芸宰相の肩書 ほか) 第4章 大阪城の関白秀吉(さらば京都;秀長の大和郡山城を訪問 ほか) [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
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