歌舞伎町の野良猫「たにゃ」と僕

歌舞伎町の野良猫「たにゃ」と僕

1,760円 (税込)

8pt

4.0

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歌舞伎町で商いをしていた著者は、2020年以降コロナウイルスの蔓延により、経営が立ちゆかなくなっていた。金策に駆けずり回るも、先が見通せない。信じていた人からの裏切りもあった。人生ではじめて土下座もした。クタクタに疲れていた。「もう死んじゃおうかな…」と思いながら、いつものように歌舞伎町の一角にある駐車場まで歩いて行くと、薄汚れた白い猫に出会う。「お前もひとりなのか…?」。ひとりぼっちでボロボロで、泥水をすすって生きている。そんな猫が自分と重なって…放っておけなくてご飯を買いに走った。猫には食べづらい缶詰。それでも夢中で食べる姿を見て「お前だって楽しくないだろう。昨日も、今日も、明日もつまんないのに、でも食べるんだな…」。生きるってそういうことなのかもしれない。「明日もここで会おうな」。この日から、猫に会うことが彼の生きる理由になった。猫は自分の名前の一部をとって「たにゃ」と名づけた。たにゃのことを考えている時間は穏やかで、日々の辛さを忘れさせてくれた。そして1年が過ぎ、たにゃと彼の過ごしている駐車場が取り壊されるという知らせが!そして、1匹と1人のおじさんに奇跡が起きる――。Twitterで話題!歌舞伎町に生きる野良猫とおじさんの泣けるフォトエッセイ。

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歌舞伎町の野良猫「たにゃ」と僕 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2023年11月04日

    ムスッとして愛嬌のない「たにゃ」だけど、強く惹かれる。その目力の強さに歌舞伎町で生き抜いてきたプライド感じる。「幸せの上書き」ができますように。ひだまりで、我が家の箱入りネコの温もりに癒されながら、たにゃと数多のノラちゃんの幸せ願う。「上を向いて歩こうって言うけどさ、下を向いてトボトボ歩いていたから...続きを読む

    0

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