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Posted by ブクログ
「怖いもの」が並ぶ。ただそれだけ。
ありがちな(スタンダードな)恐怖がつらつら書いてあるのかと思ったらさにあらず、簡潔明朗で端的な語がビシッとしるしてあって、まことにいさぎよい。『夜中に目を覚ますと妻が顔を覗き込んでいた』『気がつくのが遅すぎた』『生き埋め』『密告』。どれひとつとっても、名もない回答者のみなさんの人生がカイマ見えるようではないか。「生き埋め」を怖がる人間というのはいったいどんなひとなのか? ふだんどういう生活をしているのか? 具体的な内容がわからない「遅すぎた」も怖い。「密告」はされるのが怖いのか、それとも、してしまったあとでばれるのが怖いというのか。どちらでもありうるような、そしてそれを怖いと思う人がいるのだなという確かな実感。ほとんど無限にひろがる空想世界。
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