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数多くの作品を生み出した岡村えり子の名作をジャンル別に再編集。おとなの恋愛、不倫、虐待…など、女性の心情を真正面から描く。 担当作家からレイプされた編集者の抄子。夫に打ち明けたものの、お前にも落ち度があったと責められる……。抵抗しなかったんじゃない…できなかったの――! 〈収録作品〉 緋い柩 罪と罰 茨の檻
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匿名
けっこう重い話(ほぼネタバレ)
1話目は既婚女性が仕事先の相手から強引にレ○プされる。 女性は女性の先輩に真実を告白するが、告訴するのは止めた方が周りにも旦那さんにもそして何よりあなた自身のためにも損なことばかりだから…と言われ、旦那にも言わずにいたが、ある夜に旦那から求められてフラッシュバックになり、とうとう旦那に話してしまう。...続きを読む その後、旦那は犯人宅へ乗り込むがかえって辛いことを言われてしまう。 犯人はもちろん許せないけどこの旦那さんも酷かったです。 被害者としての妻はある決断をしますが、その後が見たかったです。 2話目はノンフィクション?ですか?。もしそうなら、この事件は今でも覚えてます。 本当に残酷卑劣な事件です。もし本当の話だったら、加害者の祖父が高官だったから罰が軽減されていたとなっていたとしたら、とてもとても許せないですね。 やはり目には目を歯には歯を…とやってもらいたい。 3話目はちょっと辛かったです。 冒頭から幸せカップルが皆に祝福されて式を挙げてる所から始まるけど、新婦の友人目線から語られていて、冒頭から「まさか、これから…」みたいにサスペンス調だったので、えっ?て思いながら読むとホントにサスペンスでした。 夫婦はお互いに生い立ちが似てて、特に夫は父親がDV夫で母親が常に怯えた顔をしていたのを覚えてるから、自分が結婚相手してもそうならないぞ!と気を付けていたために、人に対しては優しくて口答えしないようにしていた。 結婚してしばらくすると、彼の仕事のノルマのために夜遅くまで残業続きだったりですれ違い生活になってきて、妻に心配させまいと仕事で苦労してるのを隠していたら、夜遅くの街で仕事中偶然妻の友人に見つかり、二人で深夜営業のレストランで仕事の相談をして、帰宅後妻にレストランの領収書が見つかり、そこから妻は精神を病んでいってしまう…。 読者としても妻の友人は旦那のことを好きだよね?って思っていました。 ラストはホントに夫婦にとって辛いラストで、読者としては友人が最も悪だけど、旦那のせいでもあるよ?って思いました。
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緋い柩 ー犯される性としての女たちー
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