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ある日、俺のアパートのポストに投函された宛名のない白い封筒。中には拘束具を解く鍵。どうやら隣に住む大学の同級生・綾木さん宛のものらしい。風邪で講義を休んだ彼女が心配で隣室を訪ねてみると、キャミソール1枚にショーツだけ。手首・足首を黒く太いベルトのようなもので固定された、あられもない姿の彼女がいた。「私、いろいろ…我慢できなかった……」。これはどちらが仕掛けた罠? 妄想がいつの間にか現実に!? 「アブノーマル・スイッチ―誘惑の誤算」で多くの読者を虜にした著者が贈るセルフ・ボンデージ(自縛)の世界。
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先生の書く文章は、情景も気温も、息遣いも身体の熱も疼きも一体化してしまう力があるのですが、この作品もあっという間に引き込まれて読みふけりました。
自分の性癖をさらすときのドキドキから、自分の過ちの後悔、受け入れてもらった時の喜びが、自分の事のように起こります。
素晴らしいお話でした。
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