どこかで寿たらこのことを「BL界の清水玲子」と紹介しているのを読んだことがあったのですが、これを読んでちょっと納得。確かに、彷彿させるものがある。お二人とも、素晴らしい個性をお持ちですし。
初めに収録されているGarden以外は、難解というか、しっかりと読み込まないと理解できない内容で(それとも私が阿呆なだけか)、間違っても疲れ果てて寝る直前に根性で読もうとする本ではございませんでした。
分かりやすいからということだけではなく、Gardenが一番好きです。ベジタリアンだったり、動物愛護だったりが抱える矛盾点を良く表しているなあと。少し話はずれますが、オラウータンを一頭助けるために森林伐採を止めて森を保護することが必要で、でも、保護されたオラウータンを森に返すためにヘリコプターをチャーターしなくてはならなくて、だったらヘリコプターは自然破壊には全く繋がっていないの?といったような矛盾。
これまたどこかで読んだ、When something that human created get destroyed by human, we call it vandalism. When something a nature created get destroyed by human, we call is progress. (人の手で造られたものが人によって壊されると、ひとはそれを破壊と呼ぶが、自然の手で造られたものが人によって壊されると、ひとはそれを進歩と呼ぶ)という言葉もぼんやりと思い出します。
嘆美で哲学的で、でもエンターテイメント。大好きな作家さんです。