ウクライナ侵攻とロシア正教会 この攻防は宗教対立でもある

角茂樹

ロシア正教会のキリル総主教はなぜウクライナ侵攻を支持するのか？戦争の一因となったウクライナ正教会独立問題とは？ロシア正教会千年の歴史から、ロシアとウクライナの対立を読み解く。

• カテゴリ: ビジネス・実用
• ジャンル: 学術・語学 / 哲学・宗教・心理
• 出版社: 河出書房新社
• 掲載誌・レーベル: KAWADE夢新書
• ページ数: 224ページ
• 電子版発売日: 2022年12月30日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 9MB

[ブクログ · ★★★★★]

純粋培養されてきたロシア正教会と、その根底にあるルースキーミールという考えかた。
一方では、ウクライナという地域については、キーウ・ルーシ公国としての発展、リトアニア、ポーランド、コサック、ロシア、オーストリア帝国など、常に西欧とロシアに挟まれた地域としての複雑な歴史的背景があります。
キーウの丘にイエスの１２弟子のひとりが教会を建てたという伝説も事態を複雑にしている要因なのでしょう。
ロシアのウクライナ侵攻は、まさにこういった宗教的解決なしには、打開できないものなんでしょう。

[タケ · ★★★☆☆]

宗教から読み解く

日本人にとって宗教が絡む背景ってなかなか理解が難しい。
この本でもあまりスッキリしない。この著者によるのではなく、自分の知識不足なのか

[ブクログ · ★★★★☆]

そうか、これだとそう簡単には話がつくわけないな、と了解させてもらえた。
ロシア的なるものと戦前の極東から東南アジアに対する日本的なるものがパラレルに思える。貧しさの差で押すとこうなるのかな。日本とだけじゃなくべとナムとラオスとか中国とベトナムとかそういうのと比較するのは危ないとは思うけど、ついやってしまうので気を付けよう。