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里志は自分よりも大人っぽく男性的な弟の司を苦手にしていた、でも、実の兄弟ではないと知った司に無理やり抱かれてしまい、逃げ出そうとした里志は階段から転げ落ちて記憶をなくしてしまう。贖罪から面倒を見ようとする司のマンションに引き取られて同居を始めるが、犯された記憶のない里志に、司は耐え難い存在になってきて…。
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Posted by ブクログ
内容はベタですが、流れは一貫していて矛盾がないので、そこそこ楽しめました。この作家さんの文体は好みが分かれそうな感じ。
この作品は2冊もっている。 古本で買ったのと 結城さんのサイン入り本wwwwwwww 結城一美さん著作で桜城ややさんのイラストの作品が 大好きでしたww
里志が大阪に出張していたある日、家から「父親が倒れた」という電話がかかってくる。慌てて、里志は自宅へと戻るが、そこにはほとんど顔を合わせることのない、弟の司がいた。 けれど里志は、いつしか疎遠になっていった自分よりも大人っぽく男性的な弟の司を苦手にしていて、二人の間にはぎこちない空気が流れる。 ...続きを読む その中で、里志は司が自分の本当の弟でないことを知ってしまったことを知る。 動揺しているらしい司に、更に里志が上司に渡されたお見合い写真を見つけられてしまう。 そして里志は、里志が結婚するかもしれない、と嫉妬に駆られた司に無理矢理抱かれてしまう。 そして、翌日。 司から逃げ出そうとした里志は、階段から落ちて記憶を失くしてしまう。 そんな里志に対して、司は贖罪の気持ちもあり、甲斐甲斐しく世話をする。そうやって、退院してからも司のマンションに引き取られて同居を始めるが、次第に犯された記憶のない里志に、司は代え難い存在になってきて……。 そんな感じの兄弟ものでした。 記憶を失くした後の里志の思考回路にややご都合主義的な面を感じないこともなかったのですが、これはこれでありなのかもしれません。 記憶を喪失する前の里志の出番がちょっとしかないので分かりづらいのですが。 本当は、里志は懐の広い性格だから、落ち着いて考えたら、普通でも許してたのかもしれない、と思えばなんとか納得できるような気もします。 記憶を失って弱気になっているせいで、あんまりお兄ちゃんには見えませんが、最終的には里志のお兄ちゃん部分に助けられた感じの話でした。
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