アンドレ・ジッドとキリスト教

アンドレ・ジッドとキリスト教

3,850円 (税込)

19pt

-
0件

本書は、1890年代から1930年代までのジッドにおける「悪(le mal)」をめぐる
思想的展開を、「病(le mal, la maladie)」と「悪魔(le diable, le démon,
le Satan, le Malin)」という二つの軸となる観念の検討を通じて明らかに
しようとしたものである。ジッドの著作を読み解くと、彼が「病」と徹底的に
向き合わねばならなかったからこそ、「悪魔」をめぐる関心や思索の展開が
開かれた様子が浮かび上がる。「病」も「悪魔」も、彼の実存のみならず、
文学創作においても避けては通れない課題であった。これら「悪」との対峙を
通じて形成されたジッドの思想的独自性を浮かび上がらせることが狙いである。
「悪」をめぐってジッドが示した思索が、彼個人またキリスト教社会に留まらない
普遍的射程を有していたことを最終的に結論づける論考である。

...続きを読む

アンドレ・ジッドとキリスト教 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

レビューがありません。

アンドレ・ジッドとキリスト教 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

無料で読める ノンフィクション

ノンフィクション ランキング

同じジャンルの本を探す