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「4歳の娘たちに、 私の死をどう伝えたらいいですか?」。みどりさん、32歳。病名はスキルス胃がん。ステージ4。双子の娘はまだ4歳。がんと診断され、最期を迎えるまでに、母親と家族は、何をどう選択したのか。何に悩み、どう生きたのか。そして、母親が娘たちに残した2冊のノートには、何が書かれていたのか。朝日新聞記者が緻密な取材で明らかにする、患者、家族、医療者の物語。朝日新聞「患者を生きる」で話題に!
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Posted by ブクログ
4歳の双子の女の子のママがスキルス胃癌となってしまった話 小さい子を残してしまうことの本人の気持ちを思うと想像を絶する 涙なしには読めないと分かってたけど読んでしまった ママはいなくなってしまうけれど… なんて書くのも辛い でも書けなくなる前に書かなきゃ、出来なくなる前にやらなきゃ そんなことを癌と...続きを読む戦いながら、考えるのも辛い 普通の生活がしたい これが、ほんとうに望むことだなと思った
タイトルのとおり、4歳の女の子の双子のお母さんが32歳にがんで亡くなったお話。そのお母さんががん発覚から亡くなるまでどのように過ごしたのかが、周りの人への取材をもとに細かく書かれている。 タイトルの状況を考えると、つらく締め付けられるような内容を想像していたが、事実をそれぞれの想いとともに綴られた...続きを読む1冊だった。 まだ幼い双子の悲しみを想像で書くようなこともなく、一番つらかったであろう夫の心情も描写はあまりなく、悲しさに溺れていない、浸っていない内容が、この家族の在り方を表しているようで、とても素敵な家族だったのだなと思った。 取材をして書いたものだからだと思うが、両親やおばの心情が細かく書かれていたのが印象的。 夫はどんな気持ちだったのかもっと知りたいとは思ったが、それを表すのは難しかったのかな。 がん発覚から亡くなるまでが早すぎる。できることをしたけれど、本人は心残りも多かったと思う。 こんなことも現実にはあるよ、今を精一杯楽しんでおかねば、という当たり前のことを実感させられた1冊でした。
自分や家族が余命宣告をされたとき、家族に何をしてあげられるのか、子どもたちにどう伝えればいいのか…誰もが一度は考えて、悩むことだ思う。 この本は、特に家族がどんな支援を受けられるか、どんな気持ちで受け入れていくかを中心に書かれている。患者との接し方、かける言葉、覚悟を決めた時…辛抱の日々が続くことに...続きを読む、心が痛くなった。 そして、どんなに痛みや吐き気が続いても、子どもたちの前では常に笑顔でいるみどりさんの強さに、尊敬の念が止まらない。子どもたちの夢の中に出てくるママが笑顔だったことが、みどりさんやご主人、そして家族の方々の優しさを象徴している。 巻末のコラムには、スキルス胃がんについてや支援制度など、役立つ情報も掲載されている。がんの治療は人によって千差万別だと思うが、一つの例として読めて良かった。
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2冊のだいすきノート~32歳、がんで旅立ったママが、4歳の双子に残した笑顔と言葉~
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田村建二
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