ルポ 動物園

佐々木央

2008年に著者は、日本各地の動物園・水族館にいる、動物と動物に関わるひとびとを訪ねる連載をスタートさせる。「動物園とは動物を収集・飼育・展示する施設である」この定義から導かれる、動物園の持つ原罪とは何か。動物園のメディアとしての特性は何か。動物を擬人化してもいいのか。飼育係は、どのように動物と関わるのか。共同通信の記者が全国をまわって考えた、動物園の過去、現在、そして未来。

• カテゴリ: ビジネス・実用
• ジャンル: 社会・政治 / 社会学
• 出版社: 筑摩書房
• 掲載誌・レーベル: ちくま新書
• 電子版発売日: 2022年11月10日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 8MB

[ブクログ · ★★★★★]

動物園がもつ矛盾点や動物の擬人化や命名について、飼育係の現状など、深く考えさせられることが多かった。動物と人の幸せとは何か、動物園の存在意義とは。次動物園に行く時は、少し視点が変わりそう。

[ブクログ · ★★★☆☆]

＜目次＞
第１章　　動物園へ行く
第２章　　動物園を知る
第３章　　動物園で学ぶ
第４章　　動物園で考える

＜内容＞
共同通信の記者が、動物園の取材で気づかされた、動物園（水族館を含む）の重い使命。教育も娯楽も種の保存も、みんな任され、でも公営が多いので、給料は安く、危険も多い。でも、ここに行けば「動物を愛している」人びとがいる。読後にいろいろなことを考えさせられた。