ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
9pt
信頼ある社員をグループ内で独立させ、多店舗展開を実現させる「のれん分け」ビジネスで先が読めない時代を乗り越えよう! ・信頼ある社員に任せれば、店舗の収益があがる! ・本部と独立した社員で、店舗立ち上げ費用なども分け合うことができ、リスクが減る ・優秀な社員が辞めることなく、グループ内にとどまることで、競争力が高まる! 直営展開でもフランチャイズでも実現できなかった、質の高い多店舗展開を実現する、それがのれん分けビジネス。
アプリ試し読みはこちら
Posted by ブクログ
高木悠『21世紀型「のれん分け」ビジネスの教科書』(自由国民社、2021年)は、のれん分け制度を活用して、会社の発展と社員の自己実現を両立させる方法をまとめたビジネス書である。20世紀の工業社会では中央集権的なヒエラルキー型の組織が効率的で生産性が高いと考えられていた。しかし、官僚的志向に陥り、生産...続きを読む性が悪化する。社員のモチベーションも上がらない。特に店舗型サービスでは弊害が大きい。 「のれん分け」によって独立することで経営者としてモチベーションを持って経営できる。企業は身軽な経営、持たざる経営を推進できる。社内公務員的な存在の肥大化を防止できるとメリットが大きい。 本書が勧めるものは21世紀型「のれん分け」であり、旧来の「のれん分け」と同一ではない。相違点は「のれん分け」の条件を予めルールとして明確にし、従業員に提示することである。「はじめにのれん分け制度の仕組みや利用条件を明示しなければ、のれん分け制度に対する社員からの信頼を得ることができない」(50頁)。オーナーの気まぐれや恩恵で「のれん分け」する訳ではない。この点は個人の尊重や公正さが重視される21世紀的である。結果オーライでは納得性は得られない。 21世紀型「のれん分け」ビジネスはフランチャイズの一種である。フランチャイズはトラブルが多い印象がある。21世紀型「のれん分け」ビジネスは独立対象を従業員に限定することで、第三者が加盟店になる一般のフランチャイズよりもトラブルが少なくなると見込む。しかし、もし「うちで長く働いてきた社員だから何でも聞く」という感覚で一般の加盟店主よりも無理が効くと考えているならば逆にトラブルになるだろう。 従業員施策としてみた場合、会社と熟練従業員のステップアップ先として、のれん分け制度は有効である。しかし、のれん分けには他人資本で持たざる経営を実現するという目的がある。他人資本で効率的に多店舗展開する仕組みならば、フランチャイズシステムが元々存在している。 従業員に限定することは安心感があるが、広く他人資本で効率的に展開する点がトレードオフになる。とはいえ広く他人資本を受け入れようとフランチャイズを意気込んでも勝手知らない加盟店オーナーとトラブルが頻発する可能性が高くなる。ここは堂々巡りの議論になる。何を優先するかで制度を選択する必要がある。
レビューをもっと見る
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
新刊やセール情報をお知らせします。
21世紀型「のれん分け」ビジネスの教科書
新刊情報をお知らせします。
高木悠
フォロー機能について
「ビジネス・経済」無料一覧へ
「ビジネス・経済」ランキングの一覧へ
「まずは3店舗」の姿勢ではじめる 小規模フランチャイズ展開の教科書
「高木悠」のこれもおすすめ一覧へ
▲21世紀型「のれん分け」ビジネスの教科書 ページトップヘ