枢密院 近代日本の「奥の院」

枢密院 近代日本の「奥の院」

1,265円 (税込)

6pt

4.0

「仮普請」の近代国家=明治日本。未熟な政党政治の混乱から「国体」を護るための「保険」として、枢密院は創られた。しかし「制度」は、制度独自の論理により歩みはじめる。そしてついにはようやく成熟し始めた政党政治と対立し、政治争点化する。伊藤博文による創設から第二次世界大戦敗北、新憲法成立による消滅まで、その全課程を描く、新書初の試み。

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枢密院 近代日本の「奥の院」 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    枢密院。帝国憲法下にそんな名前の組織があることは聞いたことくらいはあるが、衆議院・貴族院、内閣・各省、裁判所といった現在に連なる三権の機関ではないために、何のためにどのような役割を果たした機関なのか、という点がイマイチピンとこない組織だった。

    本書は、枢密院の成り立ちから閉庁までのおよそ60年間の

    0
    2023年06月03日

    Posted by ブクログ

    明治憲法下で天皇の最高諮問機関だった枢密院の創設から廃庁までの軌跡をたどり、その全体像を検証する。
    枢密院という観点から日本近代政治史を振り返ることで、その理解が深まった。
    牽制均衡の機関として政治に慎重を加えるという発案者の伊藤博文の意図は理解できるが、枢密院はやはり中途半端で矛盾を孕んだ機関だっ

    0
    2022年10月31日

    Posted by ブクログ

    「奥の院」と聞けば寺社の奥まった聖域を思い浮かべるが政治にも「奥の院」がある。明治から昭和初期にかけて表舞台とは別に国家の命運を左右したのが枢密院だった。天皇の諮問機関として政体の裏で黙して語らず動いた長老たち。彼らの判断が時に戦争と平和の分かれ道となった。そんな彼らの言葉と沈黙を丹念に掘り起こす。

    0
    2025年04月13日

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