拝啓人事部長殿(サイボウズ式ブックス)

拝啓人事部長殿(サイボウズ式ブックス)

2,420円 (税込)

12pt

トヨタを3年で辞めた若手人事が、
「どうすれば日本の大企業の閉塞感をなくせるのか?」という問いを掲げ、
その回答を手紙形式でまとめた全524Pに及ぶ力作。

著者は、サイボウズ人事労務部所属。
noteに投稿した「僕はなぜトヨタの人事を3年で辞めたのか」が400000PVを獲得するなど話題となり、日経COMECOキーオピニオンリーダーに就任するなど、いま注目の若手人事。

●目次抜粋

【序章】ぼくはなぜ、トヨタの人事を3年で辞めたのか

【1章】会社を成り立たせている10のしくみ
ー「一律平等」と「多様な個性」のあいだで

【2章】なぜ「会社の平等」は重んじられるのか?
ー1930年代(戦前)~1950年代(戦後)「青空の見える労務管理」

【3章】なぜ「会社の成長」は続いたのか?
ー1960年代~1980年代(高度経済成長期)「ジャパン・アズ・ナンバーワン」

【4章】なぜ「会社の変革」はむずかしいのか?
ー1990年代~現在「3つの社会問題」と、日本社会の「会社依存」

【5章】現地現物レポート
ーあたらしい競争力の獲得を目指す12企業
《採用》富士通
《契約》タニタ、ANA
《時間・場所》ユニリーバ・ジャパン、ヤフー、みずほ銀行
《配置/異動》ソニーグループ
《報酬/評価》 NTTデータ
《健康(安全配慮)》味の素
《コミュニケーション/風土》コンカー
《育成》ソフトバンク
《退職》良品計画

【6章】サイボウズ人事制度の変遷レポート
ー情報の民主化が、しくみと風土を変えていく

【7章】会社をインターネット的にする
ーデジタルネイティブからの提案

【終章】ぼくはなぜ、この手紙を書いたのか?

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拝啓人事部長殿(サイボウズ式ブックス) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    自分と同じ年ごろ(いや、少し若い)人事マンが書いた書籍。後半は事例紹介がメインのため、少しダレる内容だが、題名に込めた思いが反映された中身となっている書籍だった。また、人事系の名著を一通り読破し、参考書籍として連ねているあたりは、信のおける内容だと感じるし、著者の努力・勤勉さが伝わり、背筋が伸びる思

    0
    2025年01月02日

    Posted by ブクログ

    導入部分は圧巻。会社に閉塞感を感じている若手社員必見。


    みんながみんな頑張っており、残業もしながら日々の生活時間の大部分を会社に費やしているものの、閉塞感が漂っている。個人のベクトルと会社のベクトルの双方が、会社の成長や個人の幸せに向いていない。だれも悪くないのに悪い方向に向かってしまっている。

    0
    2022年08月01日

    Posted by ブクログ

    元々トヨタ自動車の人事で働いていた著者が、日本の雇用制度における疑問を抱えたまま、その後、サイボウズに転職して、その疑問を解き明かしていくという本。この疑問がまさに普遍的な内容で、例えば、就労時間や場所の自由、年功序列に対する膠着感の打破、望まない人事異動や転勤は許して良いのか、とかだが「そうは言っ

    0
    2025年01月17日

    Posted by ブクログ

    著者の経験を発端に日本の人事制度について調べ、実際に積極的に働き方改革をしている企業にヒアリングした内容を体系的にまとめられています。
    非常に勉強になりました。
    自分の会社はどうだろう、自分の会社はどうやったら変えられるだろう、と考えさせられる本でした。
    最後に著者からある企業の人事部長への提言が、

    0
    2023年12月06日

    Posted by ブクログ

    本の内容は①人事の機能、役割、課題②各社の人事の新しい取り組み③サイボウズでの人事での取り組みの3つ。
    特に①については、日本の歴史を通しながら今の人事制度ができた経緯や、欧米と日本の人事の違い、課題を分析していてとても興味深かった。
    人事を1あつめる2きめる3はたらく4はなれると4つの機能に分けて

    0
    2023年04月22日

    Posted by ブクログ

    海外と日本の文化や企業の違い、各会社の取組が紹介されてて面白かった。
    「海外は学生の時に専門領域や働き方が確定する」
    「日本の終身雇用=無限の忠誠」
    等々、なるほどーと思うことばかり。

    「自分じゃなくても仕事は回るんだなぁ」と日頃感じてる自分としては共感が多かった。解決策が情報の共有なのは、賛成な

    0
    2023年04月08日

    Posted by ブクログ

    2016年トヨタ自動車に入社して人事部に配属された筆者が、18年末に閉塞感に耐えられなくなってサイボウズに転職して書いた本。今の若い人達が何故閉塞感を感じるかを筆者なりに紐解く。曰く、多様な距離感、自立的な選択、徹底的な情報共有を認める風土がない旧来型会社では、デジタルネイティブの若い人たちは閉塞感

    0
    2023年01月17日

    Posted by ブクログ

    できすぎた手紙、著者、という感じだが、日本の大手企業の状況、若手が感じる閉塞感を歴史から分かりやすく紐解いてくれていた。サイボウズの社内システムかすごい。情報共有がキーとなるというのはよく思う

    0
    2022年12月05日

    Posted by ブクログ

    1.
    まず、この本に書かれているような日本の労務課題について、どの大学の何学部で学べるのだろう、と考えました。

    著者同様、ほとんどの人事社員は、まっさらなまま入社し、(希望でもないのに?)人事部門に配属され、会社の中で人事社員として育成される。

    提言のように、会社の入口である採用段階からスキルと

    0
    2022年07月26日

    Posted by ブクログ

    日本に漂う閉塞感について、日本企業の「そもそもの成り立ち」から紐解き、さまざまな企業の多様な制度についてヒアリングしつつ、未来の策を考える書。そもそも「一律平等」がなぜ発達したのかなどの解説もわかりやすい。国と企業が相互に関連し合っている、仕組みも含めて関連を考慮した施策が必要なのだとわかった。何と

    0
    2022年06月26日

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