海部俊樹元首相の霊言 ―日本の限界とその問題点―

海部俊樹元首相の霊言 ―日本の限界とその問題点―

1,540円 (税込)

7pt

4.0

主体性は? 信念は? ビジョンは?
これが、この国の
「政治」の正体なのか。

弁舌さわやかでクリーンな
イメージが強い海部元首相。
その政治信条や思想性は
どういうものだったのか。
そこから戦後日本政治の
限界が鮮やかに浮かび上がる。

天安門事件後の
円借款再開と天皇訪中
バブル崩壊、
湾岸戦争での対応――
現代日本の国防危機や
長期不況の引き金となった
ターニングポイントを
徹底検証する。


■■ 海部俊樹の人物紹介 ■■
1931~2022年。政治家。愛知県生まれ。早稲田大学法学部卒業。在学中、早稲田大学雄弁会で活躍する。1960年、自民党から衆議院議員に初当選し、その後、内閣官房副長官、文部大臣などを歴任する1989年、クリーンなイメージを買われ総理大臣に就任。天安門事件を受け、西側諸国が中国に対して経済制裁をするなか、中国の孤立化を避けるため欧州に働きかけた。また、湾岸戦争の際には、多国籍軍への資金提供、ペルシャ湾への海上自衛隊掃海艇派遣を行った。1994年に自民党を離党するも2003年に復党。2009年の衆院選に落選し政界を引退した。


目次
まえがき
1 死後三週間、海部俊樹元首相の霊言を収録する
2 「演説力」「クリーンさ」を誇示する海部氏
3 天安門事件後の対中政策は正しかったのか
4 中国擁護の姿勢の根底にある歴史認識
5 「湾岸戦争」への対応は正しかったのか
6 もしも今、海部氏が首相になったら……
7 海部氏の反日思想の根源を探る
8 海部氏の魂のルーツとは
9 日本経済の停滞は国防のため?
10 日本という国にある「見えない壁」とは
11 つかみどころのなかった海部氏の霊言
〈参考収録〉
海部俊樹元首相の霊言
─死後十一日の胸中を語る─
1 「ザ・日本」的な主張をする海部俊樹元首相
2 「天照」との関係を強調する海部氏
3 「善悪」を判定しない“日本的リーダー”
4 空気で動く日本の“真髄”とは
あとがき

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海部俊樹元首相の霊言 ―日本の限界とその問題点― のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2023年01月14日

    読んでいてイラッととさせられる。この中で出てくる日本の首相の言動が、日本の本質を現すなら、事なかれ主義で待つのが戦略となる。
    善悪の価値判断基準がなく、ただこの世で揚げ足を取られないように、本心を隠し美辞麗句で飾りたてるならあの世で大変な事になる。
    本心であの世があり、この世は仮の世、この世で何を学...続きを読む

    0

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