哲学で抵抗する

哲学で抵抗する

902円 (税込)

4pt

4.0

哲学する心を誘う、異色の入門書!

哲学は一部の知的エリートに独占されている高邁な営みでも、心の悩みを解決してくれるものでもない。
では哲学とは何か。
それは「概念を云々することで世界の認識を更新する知的な抵抗である」。
本書では、漁民の反抗、奴隷戦争、先住民の闘争、啓蒙主義、反戦、公民権運動など、いずれも明瞭な抵抗のイメージをともなうものを「哲学」の例として挙げる。
あらゆる哲学は「抵抗」だ。
何を見ても哲学が見える、哲学に見える――。
世界のちょっと変わった見えかたや哲学する心を誘う、異色の入門書。

【主な内容】
・哲学のイメージを前にひるまない
・すべてが哲学に見えてくる経験
・哲学は悩みでも悩みの解決でもない
・概念は矛盾がないとはかぎらない
・抵抗にいいも悪いもない
・抵抗は成否によっては計られない
・蜂起は無駄なのか?
・感情移入の重要性 など

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哲学で抵抗する のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2022年11月09日

    著者は、「概念を云々することで世界の認識を更新する知的な抵抗」を哲学と定義しています。新しい概念は破壊力があり少なからず軋轢が生じるはずです。最終的に打ち勝って古い概念を書き換えることになるかも分かりません。けれども閉塞感が充満する今の日本にはもっと知的な抵抗が必要です。

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