喫茶の効用

飯塚めり

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悩んで、とまどい、落ち込んだとき――
いつも喫茶店が助けてくれる。

これからのあなたを支えてくれる喫茶店を、
イラストとエッセイで柔らかく処方します。

・雨の日に気分を明るくしたい
・都会の真ん中でも旅気分を味わいたい
・とにかく「ひとり」になりたい
・朝から気分が上がりません
・家に直帰したくない
・一瞬のカフェタイムでもくつろぎたい
・悩みごとをちっぽけにしたい
・落ち着いて打ち合わせをしたい
・どっぷりと喫茶に浸かって、スッキリしたい
・人見知りだけどカウンター席に座ってみたい
・自分を大切にする時間をつくりたい
・巣ごもり期間も心を動かしたい

――そんなとき、どこに行く?

全36軒の喫茶店をご紹介。
この本を持って、あなたも自分自身に喫茶店を処方してみるのはいかが?

「わたしにとって、いや、喫茶店を愛好する人たちには、喫茶店を、日々の味方につけるために使っている人も多いはずだ。それは、劇的に効くものではないけれど、いつの間にか元気を底上げしてくれる、ゆっくりと効くおくすりのようだ。
わたしは、内なる引き出しにたくさんのお店を持っておき、いざ出かけるときに、パパッと頭のなかで検索して、「これだ」という喫茶店を、己に処方するように選んでいる。滞在は一瞬だけれど、効用は数日続くこともある」(本文より)

• カテゴリ: 小説・文芸
• ジャンル: エッセイ・紀行 / エッセイ
• 出版社: 晶文社
• ページ数: 144ページ
• 電子版発売日: 2021年11月18日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 61MB

[ブクログ · ★★★★★]

東京の喫茶店が、かわいらしいイラストと併せて紹介されています！

ただ、喫茶店の紹介だけではなく飯塚めりさんの喫茶店での過ごし方や、各お店での楽しみ方等の思いも伝わってきて面白かったです。

私も気分の切り替えや、エネルギーチャージで喫茶店に行くことが多いのですが、この本のようにメモ帳にさらっとイラストや、食事したもの、そのお店で感じたものを残せたりしたら楽しそうだなぁ…と思いました。
（こんなイラストかけるようになりたい…）

[ブクログ · ★★★★☆]

東京に住んでいなくてもこんなにワクワクするのに東京に住んでいる人はどんなに楽しい本になるだろうと思いました。

このようにただ喫茶店に特化した本ではなく、こういう気持ちの時はここがおすすめ!とカテゴライズさるている本が珍しいなと思いますし筆者の優しさを感じました。

その道のプロが出している本は好きの熱量が素晴らしいので読んでいてとてもパワーを頂けますし、まだまだ私が知らない世界だらけだなと勉強したくなります。

[ブクログ · ★★★★☆]

喫茶店通いのプロフェッショナルやな著者は。その時の自分の気分や目的にピッタリ合うような名店をあちこち紹介してくれているが、なくなってしまったお店が多いのもなかなか寂しい。イラストも可愛らしい。

[ブクログ · ★★★★☆]

日々のお悩みを癒したり、気分や目的で喫茶店を探せるガイドブックのような一冊です。 喫茶店に並々ならぬ思いを持っている著者が選んだ一店一店はどれもこだわりや趣があり、行ってみたくなります。イラストもホンワカしていて可愛らしいです。 喫茶店と同様、ふっと癒やされる素敵な本です。

[ブクログ · ★★★☆☆]

喫茶店に行く時、筆者はいろんなシチュエーションで使い分けをしている。
打ち合わせ、一人になりたい、のんびりなど。
喫茶店と言っても、雰囲気や規模、店内の配置によって実に様々な色合いを醸し出し、
自分に合ったところを見つけられたら最高だろう。

そんな喫茶店選びの一つの参考になる本。
今はなき店舗も載っている。