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Posted by ブクログ
とりあえず人がいっぱい死にます。何度も死にます。そもそも開始四頁で本来一番死んではいけない人が死にます。ええ、もう、バカスカね。
推理がメインに据えられていて犯人に迫る過程は目が離せませんでした。先は多少読めてしまいますが、面白かったです。
セーブとかロードとかリセットとか、世の中のゲームはシステムが本と便利になったものでソリティア位でしか詰みにならない。むしろ詰みになる方が難しい。そこでリセットやコンティニューがあるわけだけど、それが人生にあったらそりゃエライ恐ろしいなあという話。
例えば何年何月何日何時何分にソレが起こるとわかっていても、ソレを止めるには何が必要で、何処から始めればいいのか分からない。そして止めた結果どうなるのかも分からない。勿論人生には攻略本はない訳だし、ゲームに例えるのだったらもともと勝てない仕様になっている可能性だってある。しかし、全て分からないから人生としてやっていけるのかもしれない。強くてニューゲームにならないと分かっているからやっていけるんだろう。故に自殺の先に楽園を見る、と私は思います。主人公は暗い性格のくせに「死んだら何度でもやり直せるんだ」と超ポジティブシンキングですが、彼の人生は終わらない。それこそ永遠に続くのだと思います。人の場合ソフトやハードが壊れたら終わりという概念も通じませんからね。これぞ生き地獄。同じ境遇の人の話を聞き目先の事の参考にはしていましたが、将来の自分には重ねなかったのが主人公にとっては救いかも知れません。
続きが出るようですのでどうするのか期待してます。
Posted by ブクログ
「人生はゲームのようにはやり直しが利かない」。
一度くらいは誰だってこの言葉を聞いたことはあるだろう。
でも、そうでない人間もいるとしたら。やり直しの利く人生だったなら。
最悪の一日を終えた僕は、屋上へ昇った。
そしてまた、遺書も書かずに、覚悟も無いままそこから飛び降りた。
死ねば「セーブ」した過去まで戻れる。
そんな特殊能力が僕にはあったからだ。
墜ちていくわずかな時間の中、向かいのビルから墜ちる何かが見えた。
それはまぎれもなく「あいつ」だった。
名前を叫ぼうとした瞬間、僕の体は叩きつけられ、
次の瞬間、僕は二度目の2009年12月10日の朝を迎えた。
能力に気づいてしまったことから人生をゲームのようにしか考えられなくなった主人公。
いつしかその能力は辛い逃げることだけに使われるようになってしまった。
だけど、今回だけは。今度こそ”あいつ”を助けるために
逃げるのではなく戦うために。
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