妖しいやつらがひそむ家

おおぎやなぎちか / トミイマサコ

拓が住むことになった古い家には、幽霊でも妖怪でもない〈なにか〉がいる…！「家守神」が繰り広げる、エンタメシリーズ！

• カテゴリ: 小説・文芸
• ジャンル: 児童書 / よみもの
• 出版社: フレーベル館
• ページ数: 208ページ
• 電子版発売日: 2021年11月05日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 6MB

[ブクログ · ★★★★☆]

引越し先の古民家がリフォーム予定。しかしそこには家を守る家守神がいて、リフォームをやめさせようと主人公の拓と周囲を邪魔してくるというお話。
文字は大きめですが漢字がよく出てくるので小学5年生ぐらいが無難に読めるのではと予想します。
挿し絵は入ってるけど入れどころが微妙で鶴ばっかり描きすぎ。
巻末の漫画が可愛いので、挿絵や一枚絵より漫画が得意なイラストレーターさんなのかなぁ。

怪異とかホラーとかが好きな子にどうかな〜と読み始めましたが、そういうのが好きな子にとってはライトで説明的な表現ばかりでちょっとしらけそう。

いきなり鶴と亀が出てくる他は話に起伏がなく退屈。怪異A、怪異B、怪異Cと順番に起こるけど、じゃあ最後になにが起こるのかな〜と読み進めていたら話が急に解決して終わってしまった。
ラノベとかの、展開に起伏のある作品を読み慣れている立場としては「…えっ、なにも起きてなくない？」と思っている間になんか大団円になってしまって、置いていかれた気持ち。
不快な表現もないけど心を打つ表現もない。それが読みやすい子もいるかもしれないかな…？

[ブクログ · ★★★☆☆]

色々な種類の付喪神が出てきた。それぞれが様々な個性を持っていて面白かった。新しいお父さんが住んでいる家になれていなかった主人公だったけれど付喪神達と関わるうちに慣れていってホッとした。