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Posted by ブクログ
心理学者やキャリア開発論のプロによる、今の不安定な時代の中でのキャリアの築き方についての本。今までは自分の「夢」に向かって一直線に向かう確実なステップを計画し、こなしていくことが正しい道とされていた中で、今後は「偶然の出来事」をチャンスにしていくことで、成功するというもの。しかし、ただ偶然のハプニングを待つのではなく、偶然の確率を増やすこともできて、この本ではそのコツも紹介されている。
仕事を探していて、日々悶々としている私にとっては刺さりまくった本だった。特に不況で大企業でレイオフや採用凍結が相次いでおり、私自身自分の道が見えなくなったし、計画通りにいかずに苛立ちもあった。その中で、「柔軟でいること」「色々な選択肢や人にオープンマインドであること」「一つの職業や会社に執着しすぎないこと」など自分に欠けていた視点が見えた気がした。悩んだ時に何度も読み返したい。
Posted by ブクログ
チャンスに気づく、チャンスと捉える心構えの大切さ クランボルツのプランドハップンスタンス(予期された偶発性)理論はキャリアコンサルタントの養成講座で出会って以来、もっとも好きな理論です。
・チャンスに気づく
・チャンスが起きるように行動する
・チャンスと捉えられるようにいろいろな見方をする
ことを、自分自身も、CCとして相談に応じるときも大切にしたいです。
文中の一節、
「”ぴったり"な職業などというものは、あなたにも、他のだれにも存在しません。もしあったとしても、どうやってそれを見つけたらいいのか私にはわかりません。ただ、私たちにできるのは、あなたがより満足のいく人生をつくれるように行動を起こすお手伝いをすることです」
はCCとしても大切にしたい心構えです。
Posted by ブクログ
「偶然が私たちの人生を決めている」と考えると心に余裕ができる、そうした考え方の大切さを伝えてくれる本。自らの意思で決定することを強く求められてきた学校や仕事場では、夢や目標を強要され、無理にそこを追い求めることを「美」とされ、いわば自己決定による自己責任を負わざるを得なかった。
そのプレッシャーのもと、学ぶべきことも多いと自身の経験から理解はしているが、振り返ればその夢や目標も家族や友人、他人からの影響を受けたもの。そう考えれば、これから生きていく上で、「これだ!」と思う仕事や取り組みにアンテナを高く張っていれば、いつだってその道に進めるチャンスは目の前に開ける。
いつだって挑戦できる今を大切に刃を研ぎ続けたい。
Posted by ブクログ
『その幸運は偶然ではないんです!』は、スタンフォード大学の心理学者J.D.クランボルツとA.S.レヴィンが提唱する「**プランド・ハップンスタンス(計画的偶発性)**」理論を基に、キャリア形成における偶然の役割を分析した実践的なガイドブックです。日本では2005年にダイヤモンド社から刊行され、慶應義塾大学の花田光世教授らが翻訳を手掛けています。
### 理論の核心:計画的偶発性
- **偶然を戦略的に活用**:人生の転機となった45人の事例から、予期せぬ出来事をチャンスに変えるための5つのスキルが提示されています。
- 好奇心・持続性・柔軟性・楽観性・冒険性
- **行動重視のアプローチ**:「目標設定よりまず行動」を強調し、「失敗から学び、小さな一歩を積み重ねる」重要性が説かれています。
### 構成と特徴
1. **事例ベースの説得力**:著名人ではなく一般人の成功事例を多用し、「誰にでも再現可能」なメソッドを示します。
2. **8つの実践章立て**:
- 想定外の出来事の最大化
- 選択肢の開放
- 行動による運の創造 など
3. **逆説的なタイトルの意味**:タイトル「偶然ではない」は、「偶然を引き寄せる主体的な姿勢」の重要性を表現しています。
### 読者が得られる気づき
- **「情熱は行動の結果」**:最初から完璧な目標を設定せず、試行錯誤を通じて本当にやりたいことを発見するプロセスが描かれます。
- **失敗の再定義**:「間違いを成長の機会と捉える」思考法が、具体的なエピソードと共に提示されています。
### 学術的背景と影響
- クランボルツはキャリア理論の権威で、**アメリカ心理学会の賞を複数受賞**。本書は従来の「計画的なキャリア設計」論へのアンチテーゼとして位置付けられます。
- 日本版翻訳陣は慶應義塾大学の研究者で、**キャリア自律支援プログラム**の開発実績を持ち、理論の実用性を強化しています。
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