あらすじ
400頁超えの大ボリューム!! オトナ向け加工や未写植原稿などを加えた豪華仕様の特装版!!
反芻者続出の話題作、完結。本編に描き下ろし72頁を加えた超濃厚コミックス、オトナ加工を施した電子限定版!
上巻に引き続き、本編にはオトナ向け加工を施し、下書きや未写植原稿、カラーイラストなどを特別に収録した豪華仕様。
「あの時の貴様は
本当に綺麗だった」
1945年3月。
2週間も何ひとつ戦果を上げられず、ばくちのような出撃は軒並み空振り、
鬱憤のたまった兵たちのケンカに、「作戦会議」と称した宴会……と、
その日は生真面目な坂ノ上庚二少佐にとって、とにかく不愉快な一日だった。
乱痴気騒ぎに嫌気がさし、見廻りを口実に宴会を退出した坂ノ上は、
兵舎に戻るや否や、慌てて逃げる人影を目撃した。
空き部屋から聞こえた物音に、胸騒ぎを覚えながら扉を開くと、
そこには……。
(『坂ノ上庚二少佐前編』)
時は第二次世界大戦末期。苛烈な争いのなか、国の為、自らの命を武器に闘うべく募られた特別部隊。“神風特別攻撃隊”――…。
焦燥、憧憬、苦慮、希望、そして慕情。
生命の灯が揺らぐ日常で、魂をぶつけあう漢たちの秘められた夜7編に加え、
特別描き下ろし『淀野と正雄』『戦後』『酒井千代松大佐編』『しろくろ』の4編を収録。
特攻隊を舞台に繰り広げられる、漢たちのアツき魂のいななきを、濃厚な筆致と人物描写で描きあげるオムニバスストーリー、号哭の下巻。
【うす消し特装版】には
☆オトナ向けの加工が入った本編
☆4編72頁の特別描き下ろし(※通常版と同内容になります)
★本編第7話~第9話下書き
★第9話の未写植原稿
★カラーイラスト
を収録。
※今回は読切およびネームの収録はございません。
感情タグBEST3
下巻もぜひ!
上巻よりも更にというか言いたかったことのわかるラストでした。エンタメではなく、この作品の意味を下巻をもってして補完される感じ。上巻は触りというかある程度、話題性もあり「BL」という枠の中でオッケーと思えましたが、作者様の「消費されたくない」という作品への信念は下巻を読むことで理解できたので「はぁ~確かにBLじゃないっすね~」としみじみ。資料を集め、丁寧に時代考証をし、この時代を情熱を持って描いている。
そんなamase先生、好きに決まってるじゃん?
匿名
2024年の個人的ベスト作品
下巻待ってました!
読了後に思わずため息をつきたくなるこの気持ち、どう言い表せばよいのかわかりません。
絵のタッチは独特で、ストーリーによく合った生っぽさです。とにかくオススメしたい、読んでもらいたい作品です。