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『この罪を、あなたと。2 ――シスター・ミカエラの告白録』
「神よ、どうかこの身をお赦しください──」
舞台は、祈りと沈黙に包まれた聖グラシア修道院。
近年の共学化を経て外部との関わりが増えたこの場所で、
一人の青年・如月は心の安らぎを求め、足繁く教会を訪れていた。
そこで出会ったのが、
優しく微笑む修道女――シスター・ミカエラ・結(ゆい)。
日本人とスペイン人のハーフである彼女は、
神に仕える身でありながら、どこか儚く、人としての温もりを宿していた。
如月はその微笑みに惹かれ、
ミカエラもまた、彼に向けてはいけない感情を抱き始める。
やがて、ほんの小さな過ちをきっかけに、
二人の関係は静かに、しかし確実に歪んでいく。
赦されぬ想い。
断ち切るべきだと分かっていながら、募っていく感情。
‘神の家’で交わされた一線は、
ミカエラの信仰と身体、そして心を大きく揺さぶった。
前作『懺悔録』で描かれたのは、
犯してしまった罪を神に乞う物語。
そして本作『告白録』は――
それでも彼を求めると決めた、その後の物語。
懺悔ではなく、告白。
赦しではなく、選択。
「……この罪を、あなたと分かち合いたい」
修道女としての自責、
女として芽生えた欲望、
そして、もう戻れないと知った上での決意。
これは、清き者が堕ちていく記録ではない。
赦されぬと知りながら、共に罪を生きると選んだ二人の物語。
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