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三蔵は歌麿などを世に広めた耕書堂(版元)に絵を持込んだが、修行が足りないと何度も番頭にアドバイスされ、そこに蔦屋重三朗が現れ、まだ師匠がいないならと版画彫師を紹介される。その娘の(さよ)と出会い、彫師の仕事を手伝うが、実際には、さよは禁制の枕絵の仕事もしていた。さよの父、六衛門は北斎の知人であった。やがて北斎に赤富士などの作品を見てもらうことになる。北斎はこれを参考に有名な<赤富士>を描いたといわれる。当時の浮世絵は絵師、彫師、摺師の共同作業だったが、名前が残るのは絵師だけであった。
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