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「おぬしの乳首形を取らせて欲しい」深川で女郎をしている“お響”は、小太りの侍から奇妙な頼み事をされた。“乳首形”とはつまり、相撲取りの手形のように、乳首に墨を塗って半紙に押したものだという。金払いが良かったため、渋々このお願いを引き受けるお響。「まことに良い乳首だ」感慨深げにうなずく侍は、筆を使って乳房に墨を塗り始めた。筆がコニョコニョと突起の周囲を這う。くすぐったさと快感でお響はたまらず淫声をあげた。そして乳首はたちまち硬くなって……。
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