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ゆり姉は僕の憧れの存在だった。
初めて会ったのは僕がまだ小さい頃で、突然隣に引っ越してきたんだ。
歳が近かったのもあり、すぐに仲良くなった僕達は一緒に遊ぶようになり、いつのまにか常に一緒にいるようになっていった。
いっこ上で身体も大きかったゆり姉はいつも僕を守ってくれて、あんまり勉強が得意じゃないゆり姉に唯一得意な勉強を教えるのが僕の役目だった。
気付けばお互いが惹かれ合うようになり、僕は人生で初めて告白というものして、ゆり姉と付き合うことになった。
それからは毎日が楽しかった。
二人でいる何気ない日常が特別に思えた。
ゆり姉に認めてもらえるような頼りがいのある男になろうと思った。
ゆり姉といるだけで毎日が幸せだった。
あの日までは・・・。
僕は、部活の先輩とゆり姉が身体を重ねている場面に遭遇してしまったのだ・・・。
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