ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
5pt
生は浪費すれば短いが,活用すれば十分に長いと説く『生の短さについて』.心の平静を得るためにはどうすればよいかを説く『心の平静について』.快楽ではなく徳こそが善であり,幸福のための必要十分条件だと説く『幸福な生について』.実践を重んじるセネカ(前4頃―後65)の倫理学の特徴が最もよく出ている代表作3篇を収録.(新訳)
ブラウザ試し読み
アプリ試し読みはこちら
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
古代ローマ時代の哲学者セネカ。 訳者あとがきで、セネカがどれほど数奇な人生を歩んだかを知った。 小さな頃から虚弱で病気がちで、病気のために命を落としそうになることもあれば、病弱を理由に死刑を免れることもあった。 雄弁で博識がゆえに嫉妬されて抹殺されそうになったり、その知性を買われて要職に抜擢されるこ...続きを読むともあった。 時の権力者たちの気の向くままにいとも簡単に人が暗殺された時代。 周りのものは権力者の思惑に翻弄され、“悲劇的疎外状況の中で孤立し、唯一内なる自我へ眼差しを向けることで自由を得た“そんな過酷な日々の中で、人間とは、生きるとは、死とは何かといった根源的な問いに対する考えを深めていったセネカ。 セネカが突然突きつけられた死を前にとった平常な態度は、この本を通して主張していることを体現していて、だからこそものすごい説得力を持って今日まで読み継がれてきたのだろう。 読み始めて思わず線を引きたくなる文にたくさん出くわす。ただけっこう難解な表現も多く、いまいち意味を読み取れない箇所もあった。 でも訳者あとがきでは、キケローに比べてセネカの文体はだいぶシンプルだと書かれていらから驚いた。いずれまた読み直そう。 以下、心に残った言葉。(たくさんありすぎて、かなり抜粋) 生きる術は生涯をかけて学び取らねばならないもの。死ぬ術は生涯をかけて学び取らねばならないものである。 ただちに生きよ。 英知(哲学)のために時間を使う人だけが 閑暇の人であり、(真に)生きている人なのである。 その資質を吟味して友を選ぶ場合も、できるかぎり汚れに毒されていない人を選べるよう最善の努力を傾けることになる。健康なものが病めるものと交わる、それが病の始まりなのだ。 彼らは皆、(死という)ほんの刹那の時間を犠牲にして、永遠の存在となる道を見出し、死ぬことによって不死に到達したのである。 最高善とは精神の調和である。 悪しきものに直面するときも、善きものを享受するときも、常に不動であること、人の道に背かぬ範囲内で神を具現化すること。
理解の整理↓ ① 自分の人生の主導権を感情ではなく理性で握らなければならない。 ② しかし、その理性が自己正当化(自分を説得する方向)に偏っていないかを常に疑わねばならない。 ③ そして、その理性が現実(代償・他者への影響・自分の限界)を正確に把握し続けているかに絶えず注意を払わねばならない。 ④...続きを読む理性判断は変化するので、生きている限り理性を監視し続けなければならない 感情・衝動・外圧で動いた行為は、後から見ると、「あの時は仕方なかった、流されていた、忙しすぎて覚えていない」と人生の断片として散逸する。 一方、理性に基づく行為は、「なぜそれを選んだか説明できる、他の選択との関係が分かる、人生全体の中で位置づけられる」。結果として、行為が人生の「構成要素」になる。 人は、認識できた時間しか生きたとは言えない。「無自覚に過ぎた時間、主体が不在だった時間」それらは、存在はしたが、生ではない。 理性に基づく生き方は、「自分がそこにいた、判断していた、選んでいた」という痕跡を、人生に刻み続ける。 理性に基づく生き方とは、人生を消えない形で生きる技術である。
哲学書を初めて読んだ。セネカのこの本は死ぬまでのお付き合いとなりそうだ。2000年前に書かれた内容が今の時代でも違和感がないことばかりだ。これって人間の本質が変わらない事を証明しているのではないかと思えた。 「今」という時間をどう使うかで「浪費」になるか「活用」になるか。「活用」出来ていれば生は長く...続きを読むなる。と理解した。
私の人生のバイブル。 「人生は短いのではなく、本人がそれと知らずに浪費しているだけ。金銭のように自分の時間を確固として守り、より良い生き方のために使うべき。」 まさに言うは易し、行うは難し。でも実践しなければ浪費する一方。やるしかない!
生は浪費すれば短いが活用すれば長い…スマホに時間を溶かされている現代人必読の書。 古代ローマの歴史ややギリシャ哲学についてもう少し勉強してから読み直したら、もっと面白いんだろうな…
本棚整理していたら懐かしいと思って、以下感想(思い出し) 「ジャネーの法則」、一生における時間の心理的長さは年齢の逆数に比例するというというものや、「光陰矢の如し」と言われる通り、月日や人生の流れが早い様をあらわす言葉や考えはこの世にたくさんある。 本書でセネカは、「われわれが人生を短くしているの...続きを読むだ。」、「われわれが人生を浪費しているのだ。」と述べている。 人生をどう捉えるかは本人次第、加えて、運命の支配下にある未来に何もかも託したり、そのような未来のために今多忙を極め、月日を無駄にするのではなく、確定した過去と向き合い、今を生きる大切さを説いているように感じた。 未来への自分への投資も立派だが、今自分が何をしたいか、それに時間やお金を使うことは全くもって人間の性たる軽忽な行いのひとつではないことが分かる。 キリスト教や古代ギリシア・ローマに文化的背景をもつ欧米圏の人々と違って、仏教や儒教の影響を受けてきた日本人からすると、アジアとヨーロッパとで分けてしまう人もいるかもしれないが、それらは全く対極にあるというわけではなく、むしろそれらで通ずるところは多いにあって、「無為自然」を説いた「老荘思想」なんか特にそれ自体にこういう考えを見出すことができる 決して、流れに身を任せて生きるという部分だけを強調するのではなくて、(難しくなりそうなので簡単に言うと)今の自分を生きて、その後のことを流れに任せようということ 古い道徳感を今更押し付けるなよとか、2000年も前の哲学に興味ある方にはオススメ
生は浪費すれば短いが、活用すれば長い。人は、時間が無形であるため、時間の価値を見誤り、浪費してしまうことがほとんどである。 ここまでの主張はとても刺さる。心に留め置きたい。 しかし、真に生を活用できるのは哲学のために時間を使う人のみというのはどうだろう。90歳になっても弁護士をしている人も、他人に時...続きを読む間を奪われているとバッサリ切り捨てられていたが、本当にそうだろうか。最後まで人の役に立つことを願って生き続けるのも、案外悪くないんじゃないかと思うが、この答えは実際に死期を迎えないとわからないことだ。 いずれにせよ、今を主体的に、大切に生きるということは忘れないようにしたい。
光文社の古典新訳文庫版を読みましたが、とてもわかりやすい訳でした。2000年前以上前の先人達の言葉にたくさんのヒントを得るなんて素敵なことだと思います。ギリシャ古典文学も色々読んでみたいと思いました。
生は浪費すれば短いが、活用すれば十分に長いと説く『生の短さについて』。心の平静を得るためにはどうすればよいかを説く『心の平静について』。快楽ではなく徳こそが善であり、幸福のための必要十分条件だと説く『幸福な生について』。実践を重んじるセネカ(前4頃―後65)の倫理学の特徴が最もよく出ている代表作3篇...続きを読むを収録。
育児、仕事に追われてあっという間に過ぎていく毎日にふと疑問を感じてこの本を読んでみた。 気づいたこと。 ・人生はあっという間ではなく、人生の時間を自分だけに使えばとても長く、人生で偉業も成し遂げることも可能。 ・時間は人間が平等に与えられた財産である。しかも、金等と違って増えることはなく減る一方の...続きを読む貴重な財産なのだ。 ・金や大事な物、車や家等の財産を他人に奪われたら抵抗するだろう。しかし、時間については他人に奪われても平気でいるのはなぜか。進んで自ら人に捧げたりもする。仕事をするということは他人に時間という貴重な財産を与えているのだ。 ・そんな貴重な時間をどうしたら有意義に過ごせるか。明日死ぬかもしれないという気持ちを持って一瞬一瞬を大切に過ごすことだ。 ・更に過去を振り返ってみることもいい。過去は誰にも奪えない自分だけの財産である。いい思い出ならその思い出に浸ってみるのもいいし、悪い出来事なら今後も繰り返さないように振り返り反省してみると良い。 ・過去を振り返る点で言えば、哲学を学び人生とはなにか内省することはとてもいい。読書は過去の偉人と会話できるタイムマシンみたいなもので、いつでも助言をくれる。哲学と読書はいい人生を送るのに最高だ。 今後。 時間=財産という認識を日頃から頭に叩き込んで置く必要がある。ついつい、無駄に過ごしてしまったり、仕事を優先して他人に時間を捧げてしまったりするからだ。 また、哲学を学び続けて、読書をして過去の偉人と会話することで人生を内省してさらに良くしていくように努めたい。
レビューをもっと見る
新刊やセール情報をお知らせします。
生の短さについて 他二篇
新刊情報をお知らせします。
セネカ
大西英文
フォロー機能について
「岩波文庫」の最新刊一覧へ
「学術・語学」無料一覧へ
「学術・語学」ランキングの一覧へ
怒りについて 他2篇
試し読み
人生の短さについて
人生の短さについて 他2篇
2000年前からローマの哲人は知っていた 怒らない方法
2000年前からローマの哲人は知っていた 死ぬときに後悔しない方法
はじめてのラテン語
変身物語 上
老年について 友情について
作者のこれもおすすめ一覧へ
みんなの公開リストをもっと見る
一覧 >>
▲生の短さについて 他二篇 ページトップヘ